【3車種で比較】折りたたみ車中泊ベッドをN-BOX・アルファード・ミライースに置いてみた|防災にも1台積んでおきたい理由

どんな車も快眠カプセルホテルに変わる折りたたみ車中泊ベッド(防災グッズ) 車中泊

以前ミライースでの仮眠に使って、たくさん反響をいただいた「どの車種にも合う折りたたみ車中泊ベッド」。前回は車内が暗くて見えにくかったという声があったので、今回は明るいうちに広げて、N-BOX・アルファード・ミライースの3車種に実際に置いて比べてみました。

結論から言うと、いちばん相性がよかったのはN-BOXです。車内が広くて設置がめちゃくちゃ簡単なうえ、助手席側だけでなく運転席側にも置けました。2台積めば、ガッツリとまではいきませんが大人2人でも仮眠できます。アルファードは助手席を倒すだけでさらに簡単ですが、正直スペースを持て余します。

そしてコメントで特に多かったのが、「防災グッズとしていいですね」という声でした。長さ165〜170cmくらい、高さ33cm、たためばコンパクト。車に1台積んでおくだけで、いざという時の車中泊避難がずいぶん楽になると私も思っています。台風や地震に備えて防災グッズを見直すときの参考にしてください。

この記事でわかること

  • 折りたたみ車中泊ベッドのサイズ感と、向いている人・向いていない人
  • N-BOX・アルファード・ミライースの3車種に置いたときの違い
  • 防災(車中泊避難)で、このベッドが役に立つ理由
  • 耐久性の不安と、圧を分散させる工夫
屋外で広げた全車種対応の折りたたみ車中泊ベッド
明るいうちに庭で広げた、折りたたみ車中泊ベッド

※ミライースへの設置手順や、実際に寝てみた感想は「軽四ミライースに簡易ベッドキットを設置してみた完全レビュー」で詳しく書いています。この記事では「3車種での比較」と「防災での使い方」を中心にまとめます。

どんなベッド?まずはサイズ感をおさらい

見た目はキャンプ場で使うような、どこにでもある折りたたみベッドです。ただ、普通の商品と全然違うのは、車の座席を倒したときにちょうど合う寸法で作られているところです。

折りたたみ車中泊ベッドのサイズ感:長さ165〜170cm・高さ33cm・2本脚・約9,000円

そのぶん、正直に言うと小さいし短いです。キャンプ用のベッドなら、もっと横幅が広かったり、縦に長かったりすると思います。このベッドは縦の長さが165〜170cmくらいしかありません。前の動画でも、ここはコメントでよく言われました。

私は身長が低いので使えますが、背の高い方は足を少し曲げるなど、工夫して使う必要があります。使う人を選ぶベッドだということは、先にお伝えしておきます。

脚は2本だけ。アルミパイプの中に支えの棒

脚はアルミタイプのパイプで、2本だけで支える作りです。キャンプ用なら4本脚でがっちり支えるものもあるので、それと比べると形も違いますし、少し不安定です。

折りたたみ車中泊ベッドのアルミパイプの2本脚
脚はアルミパイプの2本だけで支える作り

そんなに強くないのかなと思いきや、パイプの中に支えの棒が入っているおかげで、そこそこ耐久力はあります。毎日使ったときにどうなるかはわかりませんが、車中泊に行ったときにスポットで使うぶんには、まったく問題ないと思います。

高さも33cmとそんなに高くないので、外で座って使ったり、キャンプ場で寝転んだりと、車の外でも使えます。ただし、あくまでも車中泊用に作られたベッドです。

脚を閉じるだけで、コンパクトに持ち運べる

脚はストッパーなどもなく、かんたんに閉じられます。重さもたいしたことはなく、持ち運びは楽です。ラゲッジスペースにもかんたんに収まるので、場所をとらないのがポイントです。

脚を閉じてコンパクトに折りたたんだ車中泊ベッド
脚を閉じて折りたためば、コンパクトに持ち運べる

N-BOXでもミライースでもアルファードでも、このサイズのベッドを手軽に持ち運べる。このベッドの一番の良さは、ここだと思っています。

N-BOXに置いてみた|いちばん相性がよかった

N-BOXでは、以前ベッドをDIYしたことがあるんですが、なかなかうまくいかず苦戦しました(N-BOXのベッド自作の動画はこちら)。このベッドを使うとどうなるのか、試してみました。

やり方はミライースと同じで、前の座席を倒して、その上にベッドを置くだけです。ミライースとまったく違うのは、N-BOXのほうが圧倒的に縦が広いこと。とても置きやすいです。

N-BOXの前の座席を倒した車内(車中泊ベッド設置前)
N-BOXは前後の長さに余裕がある
N-BOXの助手席側に折りたたみ車中泊ベッドを設置
N-BOXの助手席側にベッドを置いた状態

置いてみると、ミライースより天井が高いので圧迫感が少ない。車内が広いぶん設置もめちゃくちゃ簡単で、横幅にも天井までにもかなり余裕があります。寝転んでみても開放感があって、ベッドに乗っているときの安定感も高いです。N-BOXはアームレストもありますが、あまり邪魔にならずに助手席側に置けました。

運転席側にも置けた。2台あれば大人2人もいける

ミライースでは助手席から後部座席にかけてしか置けませんでしたが、N-BOXは運転席側にも置けました。倒し方も同じで、持ってきて置くだけです。

N-BOXの運転席側にも車中泊ベッドを設置
N-BOXは運転席側にもベッドを置けた

つまりN-BOXなら、このベッドを2台積めば、大人2人でも幅をとって寝られるということです。そんなにガッツリ寝られるわけではありませんが、2人でドライブして「ちょっと疲れたから仮眠しよう」というときに、かんたんにベッドが作れるのは大きいです。シェードを用意しておけば、ちょっとした車中泊旅もできると思います。

たためば、軽の狭いラゲッジにも積める

2台積んでも、あまり荷物にならないのもいいところです。折りたたむとかなりコンパクトなので、2人旅なら後部座席に置いておいて、後ろを荷物入れにする使い方もできます。

たたんだ車中泊ベッドをN-BOXの後部座席に置いた状態
たたんだベッドは後部座席にも置いておける
N-BOXのラゲッジスペースに収納した折りたたみ車中泊ベッド
軽の狭いラゲッジスペースにも収まる

軽の狭いラゲッジスペースにもかんたんに積めるので、旅の邪魔にはあまりならないと思います。特に気にしない方なら、ずっと積みっぱなしでも大丈夫です。これに毛布やシュラフがあれば、フラットな状態で仮眠がとれます。

ミライースはフラットな寝床が作りにくいので、このベッドが活躍しました。でもN-BOXなら、もっと有効に使えるアイテムだと感じました。

アルファードに置いてみた|さらに簡単、でも空間を持て余す

アルファードは助手席を倒すだけなので、設置はさらに簡単です。

アルファードの助手席を倒して車中泊ベッドを設置
アルファードは助手席を倒してベッドを置くだけ

ただ、アルファードはすでに車中泊車両として完成しているので、このベッドを使わなくても全然いい車です。実際に置いてみると、空間を持て余してしまう感じでした。

アルファードに置いた車中泊ベッド。空間に余裕がある
アルファードでは空間を持て余す

ミニバンは1列目と2列目の間がさらに長いので、あと20〜30cmは余裕があります。正直、ミニバンなら後部座席を自分で車中泊仕様にしたほうが快適だと思います。キャンプ用の折りたたみベッドを工夫して使う手もあります。

それでも、車中泊仕様にしていないミニバンで「ベッドを作るのは面倒」という方なら、このベッドで十分使えます。しまうときも4つ折りにたたむだけなので、アルファードの後部座席を泊地でベッド展開するより、よっぽどラクでした。

N-BOXとアルファードに車中泊ベッドを置いた比較

ミライースでは?|狭いけど、設置自体はすぐ

ミライースは車内が狭いので、狭い中での作業になり、意外と手こずるところもあります。とはいえ、設置自体は脚を開いて、ちょうどいい位置に脚を乗せて広げるだけ。これで立派なベッドの完成です。

ミライースの助手席から後部座席に設置した車中泊ベッド
ミライースは助手席から後部座席にかけて1台分

以前これで寝たときも、ぐっすり寝ることができました。ミライースでの設置の手順や寝心地は、ミライースでの詳しいレビューはこちらにまとめています。

3車種で比べてみると、ミライースよりN-BOXやアルファードのほうが相性はいい。中でもN-BOXはめちゃくちゃ相性がよかったです。ご夫婦でN-BOXに2台積んでドライブや車中泊、というのも全然いけると思います。

防災グッズとしての価値|車中泊避難で「足を伸ばして寝られる」

前の動画には「防災面でいいですね」というコメントがとても多かったです。私も本当にそう思っています。

例えば洪水や震災が起こって、避難しないといけなくなったとき。このベッドは折りたためばコンパクトなので、かんたんに持ち出せます。車の中で一晩過ごすことになったとき、座席を倒して寝るだけだと、本当に足が疲れます。これが1つ車にあるだけで、全然違います。

防災(車中泊避難)での折りたたみ車中泊ベッドの使い方

車中泊系やキャンピングカー系のYouTuberは、たびたび防災の動画を出しています。私もポータブル電源は防災に必要なアイテムだと思って、何回か動画にしてきました。ポータブル電源もそうですが、自分の車で足を伸ばして寝られるアイテムが1つあるだけでも、大きな安心材料になると思います。

運転席を倒して寝ても、なかなか疲れはとれません。被災生活を送ることになったときにも役に立つアイテムだと、改めて感じました。

ちなみに私の車は、ミライースにはポータブル電源を走行充電できる線を付けていますし、アルファードにはソーラーパネルとサブバッテリーを付けています。防災面では結構強い車になっていますが、それでもこのベッドがあるだけで、世界がまったく変わると感じました。一家に1台とまでは言いませんが、車の中に1台積んでおいたらいい商品だと思います。

耐久性は?圧が1か所にかかるのは気になる

もうひとつ多かったのが、「耐久性はどうなの?」というコメントです。

車中泊ベッドの脚が座席に乗る部分にかかる圧
脚が座席に乗る部分に、どうしても圧がかかる

前の動画は暗くて分かりにくかったと思いますが、脚が座席に乗るところに、どうしても圧がかかります。気になる方は、ここに板をかませるなどのDIYで、座席にかかる圧を分散させるといいと思います。

私は毎日ここで寝るわけではないので、スポットで寝るだけなら耐えてくれるかなと思っています。どうしても不安な方には、圧を分散するタイプのベッドもあります(こちらより少し高めです)。

最近の軽なら、ほとんどの車種で使えそう

このベッドは、後部座席から前の座席までの幅がよく考えられて作られています。座席をガバッとフラットに倒したときに、2本の脚がちょうどいい位置に来て、広げるとフラットなベッドになる、という商品です。

「アルトにも合いますか?」など車種の質問もいただきましたが、ほぼどの車種でも使えるアイテムだと思います。最近の軽なら、ほとんどいけるはずです。10年落ち、15年落ちくらいの軽でも余裕だと思います。

ただ、もっと昔の軽だと、ラゲッジスペースが広めにとられていたり、後部座席がそこまで広くなかったりするので、合わない可能性もあります。

価格は9,000円くらい(撮影時)と、そんなに安いものではありません。それでも、自分の車に合えば、プチ車中泊のような体験ができると思います。

燃費のいい軽+このベッドが、今いちばん身近な車中泊

動画を撮った2026年3月ごろは、中東情勢の影響で原油価格がめちゃくちゃ高騰していて、車中泊にかなり行きづらくなっていました。

燃費のいい軽自動車ミライースに置いた車中泊ベッド
燃費のいい軽とこのベッドの組み合わせは心強い

正直、アルファードはリッター10kmも伸びない車なので、車中泊に行くのをかなりためらっていました。N-BOXでだいたいリッター18km。ミライースなら悪くて25km、よければ28kmくらい伸びます。25L入れて650km以上走る、バケモンみたいな燃費の軽です。

アルファード・N-BOX・ミライースの燃費の比較

ちょっと遠出したいけど燃料代が気になる、というときに、燃費のいいコンパクトな軽はとても役に立つと改めて思いました。そこにこのベッドを1つ持っておくだけで、「軽でもちょっと遠出して、仮眠しながらドライブしてもいいかな」と思えます。ミライースだと1人用になってしまいますが、2人ならN-BOXを使えばいい。燃料が不安定なときこそ、こういう組み合わせで車中泊を楽しめたらと思っています。

まとめ|折りたたみ車中泊ベッドは「N-BOX」と「防災」で本領を発揮

  • 長さは165〜170cmくらい、高さ33cm。車の座席に合わせた寸法なので小さめで、背の高い人は工夫が必要
  • N-BOXとの相性がいちばん。助手席側にも運転席側にも置けて、2台積めば大人2人も仮眠できる
  • アルファードは助手席を倒すだけでさらに簡単。ただし空間を持て余すので、車中泊仕様にしていないミニバン向け
  • ミライースは狭くて少し手こずるが、設置自体はすぐ
  • 防災(車中泊避難)では、たたんで積んでおけて、いざという時に足を伸ばして寝られるのが大きい
  • 脚が座席に乗る部分に圧がかかるので、不安なら板をかませて圧を分散

このベッドがあれば、車中泊仕様にしていない車でも、足を伸ばしてフラットに寝られます。アルファードは趣味の領域が広くなってしまいましたが、これからもこういう誰でも使える汎用の商品で、できるだけ手軽に安く車中泊を楽しむ方法を発信していきます。

今回紹介したもの

▼全車種対応・折りたたみ車中泊ベッド

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