「車中泊」と聞くと、多くの人はレジャーや趣味を思い浮かべるかもしれません。 しかし、災害大国・日本に住む私たちにとって、**車中泊の知識や装備は、そのまま最強の「防災スキル」**になります。
特に、いつ発生するかわからない南海トラフ巨大地震などの大規模災害では、ライフライン(電気・ガス・水道)が長期間ストップする可能性があります。
そんな「いざ」という時、私たちの生活を支えてくれるのが、車中泊の心臓部ともいえる**「ポータブル電源」**です。
今回は、数ある車中泊アイテムの中でも、特に防災の観点から「ポータブル電源」がどのように役立つのかを、具体的な実践を交えながら徹底的に解説していきます!
- なぜ車中泊の備えが防災に直結するのか
- 災害時に本当に役立つポータブル電源の機能(UPS機能)
- 停電時でもスマホ充電や温かい食事を確保する具体的な方法
- ポータブル電源の電力を維持するための給電方法
私の車10系アルファードは古い車ですが車中泊仕様とともに防災にも使える仕様として作られております!その時の記事も合わせてご覧ください!
なぜ車中泊が防災になるのか?
災害時、まず最初に止まるライフラインが「電気」です。 電気が止まれば、冷蔵庫はただの箱になり、スマホはただの板になります。
しかし、車中泊仕様の車があればどうでしょう? そこには**「電気」「プライベート空間」「移動手段」**という、避難生活で最も重要な3つの要素が揃っています。
特に、今回紹介するような大容量ポータブル電源は、その中心となる必須アイテムです。
【防災の要】EcoFlowの最新ポータブル電源「DELTA 3 Plus」
今回、防災におけるポータブル電源の重要性を解説するにあたり、強力な相棒を用意しました。 ポータブル電源業界のトップランナー、**EcoFlow(エコフロー)社の「DELTA 3 Plus」**です!

まずは、この最新マシンの基本スペックを軽く見ていきましょう。
EcoFlow DELTA 3 Plusの基本スペック
- 容量: 1024Wh(リン酸鉄リチウムイオン電池)※別売りバッテリーで最大5kWhまで拡張可能
- AC出力: 定格1500W(サージ3000W、X-Boost機能で最大2000W)
- ACポート: 6口
- USBポート: 合計4口 (USB-A x2, USB-C x2)
- 充電速度: 約56分でフル充電
- サイクル寿命: 4000回以上(約11年使える計算)
- ソーラー入力: 最大1000W(500W x2)
これだけのスペックがあれば、車中泊はもちろん、災害時でもほとんどの家電を動かすことができ、非常に心強い存在です。
停電時に真価を発揮!超高速な無停電電源装置(UPS)機能

このDELTA 3 Plus、防災で一番「ええ仕事」する機能がこれ! UPS(無停電電源装置)機能やねん。これ、知ってるのと知らないのとでは、災害時の安心感が天と地ほど変わってくるで!
UPSとは、簡単に言うと**「停電しても、接続している家電に電気を送り続ける機能」**のこと。
通常時、家のコンセントからDELTA 3 Plusに電気を繋ぎ、DELTA 3 Plusから冷蔵庫などに繋いでおきます(パススルー充電)。 この状態では、ポータブル電源のバッテリーは消費されず、家の電気がそのまま冷蔵庫に供給されます。
そして、災害などで停電が起きた瞬間、わずか10ミリ秒(!)でバッテリーからの給電に自動で切り替わるんです!
これにより、 「寝てる間に停電して、朝起きたら冷蔵庫の中の食材が全部ダメになってた…」 なんていう最悪の事態を防ぐことができます。
特に、冷凍庫に食料をストックしている家庭では、このUPS機能がライフラインを守る最後の砦になります。


【実践】災害時にポータブル電源でできること
では、実際にポータブル電源が1台あると、災害時にどんなことができるのでしょうか。具体的なシチュエーションで見ていきましょう。
① 命綱!スマホの充電を確保する
災害時、情報収集や安否確認、キャッシュレス決済など、スマートフォンはまさに命綱です。 しかし、その電源が切れてしまってはただの文鎮。
DELTA 3 Plusがあれば、家族全員分のスマホを何十回もフル充電できます。

モバイルバッテリーでは数回の充電で空になってしまいますが、大容量のポータブル電源があれば、数日間の停電でも通信手段を確保し続ける安心感が得られます。
② 温かい食事で心と体を温める
災害時、冷たいものばかりの食事では、体だけでなく心も冷え込んでしまいます。 そんな時、温かい食事は大きな活力になります。
DELTA 3 Plusのような高出力のポータブル電源があれば、電子レンジはもちろん、電気ケトルや電気調理鍋を使って、避難先でも簡単に調理が可能です。
今回は、非常食として備蓄しているレトルト食品を、電気調理鍋を使って温めてみましょう!
【実践!レトルト食品の湯煎テクニック】
- 電気鍋に水を入れ、ポータブル電源で沸騰させます。
- パックごはん(サトウのごはん等)は、中身を耐熱性のポリ袋(アイラップ推奨)に移し、空気を抜いて口を縛ります。
- 沸騰したお湯に、レトルトカレーと②のごはんを一緒に入れて3〜5分湯煎します。
- 湯煎で使った残りのお湯は、カップ麺やスープに使えば無駄がありません!


この「ごはんをアイラップに移して湯煎する」テクニック、マジで覚えといて損はないで!電子レンジがない状況でも、炊きたてみたいにホカホカのご飯が食べられるからな。災害時だけやなく、キャンプでも使える技や!
ちなみに私が愛用しているポタ電で十分動く電気鍋はこちらです!

ポータブル電源の電力を維持する方法【給電方法】
便利なポータブル電源も、電気が空になればただの箱。 災害が長引くことを想定し、電源をどうやって充電(給電)するかを知っておくことが非常に重要です。
① ソーラーパネルからの充電
長期停電時に最も頼りになるのが、太陽光を使ったソーラー充電です。 僕のアルファードの屋根には200Wのソーラーパネルを常設しているので、晴れた日中であれば、車を停めているだけでポータブル電源に充電できます。 DELTA 3 Plusは最大1000Wまでソーラー入力に対応しているので、複数枚のパネルを使えばさらに高速な充電が可能です。

これプラス折りたたみ式のソーラーパネルを一枚持っておけば、どんな車でも太陽光の恩恵を受けられるので、ポータブル電源とセットで備えておくのがおすすめです。
② 車のシガーソケットからの充電
天気が悪い時でも、車のエンジンをかければシガーソケットから充電が可能です。 充電速度は速くありませんが、「あと少しだけ電気が欲しい」という時に非常に役立ちます。

もっと効率よく車から充電したい!って人は、走行充電のシステムをDIYするのもアリやで。過去の動画とブログで詳しく解説してるから、興味ある人はチェックしてみてな!
誰でもできる!走行充電DIYについて詳しく語っています!
まとめ:車中泊の備えは、最高の防災対策です
今回は、「車中泊仕様は防災に役立つ」というテーマで、ポータブル電源の重要性を中心に解説しました。
ポータブル電源は、車中泊やキャンプといった非日常を豊かにしてくれるだけでなく、災害という「もしも」の時に、私たちの日常を守ってくれる頼もしい存在です。
一台持っておくだけで、得られる安心感は計り知れません。 この記事をきっかけに、皆さんも「趣味」と「実益」を兼ねた防災対策を始めてみてはいかがでしょうか。
【EcoFlow公式サイト】最新モデル DELTA 3 Plusの詳細・購入はこちら


【関連情報もチェック!】
今回の記事、読んでくれてありがとうな!
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