※本記事で紹介しているHumsienkのサブバッテリー(12V 314Ah)は、Humsienk様よりご提供いただいたものです。使ってみた感想は、私が実際に使ったうえで書いています。
今年の梅雨どきに、アルファードのサブバッテリーを入れ替えました。これまで積んでいたDatouboss 300Ahから、Humsienk 12V 314Ahへ。容量は4019Whで、2,000Wh級のポータブル電源2台分にあたります。
結論から言うと、容量は300Ahより増えたのに、中央コンソールで使うスペースは前の約3分の2。しかもBluetoothでスマホのアプリから残量と消費電力が見えるので、これまで付けていたバッテリーモニター(シャント)が要らなくなり、配線がかなりスッキリしました。
この記事では、入れ替えた日に仕事で走りながら、IHでお湯を沸かしたり、夜に垂水パーキングエリアで窓用エアコン(エアコン+照明+冷蔵庫で約560W)を回したりしたときの、アプリの数字をそのまま紹介します。
この記事でわかること
- Humsienk 12V 314Ah(4019Wh)サブバッテリーの特徴と、アルファードへの積み方
- アプリ管理にすると、バッテリーモニターが要らなくなる理由
- IH・走行充電・ソーラーで、アプリの数字がどう動くか(実測)
- 窓用エアコンを使ったときの消費電力と、残量の減り方

300Ahから314Ahへ。Humsienkのサブバッテリーに入れ替え
もともとアルファードには、Datoubossの300Ahのサブバッテリーを積んでいました。今回、メーカーのHumsienkさんから「一度使ってみてほしい」とご提案をいただいて、314Ahのバッテリーに入れ替えています。
容量は14Ah増えただけ、と思うかもしれませんが、Whに直すと4019Wh。本体にもそのまま大きく書いてあります。

Humsienkは、最近Amazonなどでよく見かけるようになったメーカーさんです。リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)のバッテリーで、中のBMSがBluetoothでスマホとつながるタイプです。
私のアルファードは、サブバッテリーだけで普通に車中泊ができる車にしてあります。充電は走行充電がメインで、屋根のソーラーパネルからも入ってきます。走っているだけで、どんどん電気が溜まっていくシステムです。
中央コンソールに、前の約3分の2のスペースで収まった
バッテリーを置いているのは、アルファードの中央コンソールのところです。前のバッテリーはこのスペースいっぱいの大きさでしたが、今回は高さは少し上がったものの、スペースは約3分の2。それでいて300Ahより容量が多い、というのがうれしいところです。

私の場合は、助手席の下に走行充電器、真ん中にサブバッテリーとインバーターを置いています。たいていの人はラゲッジスペースなどに十分な場所を取って組んでいると思いますが、中央コンソールに全部まとめている人は、たぶん私くらいやと思います。
そのぶんスペースに余裕がないので、本体が小さいことと、次に紹介するアプリ管理は本当に助かりました。
いちばんのメリットは、アプリで残量と消費電力が見えること
このバッテリーは、BMS(バッテリーの中の管理装置)にBluetoothが入っていて、スマホのアプリで残量や使っている電力を確認できます。前にN-BOXに付けたLitimeのバッテリーも同じタイプでした。
名前は分かりやすく「でっきんのサブバッテリー」にしています。このときは冷蔵庫と車内の照明に使っていて、消費27.5W・残量83%と表示されていました。

バッテリーモニター(シャント)が要らなくなった
これまでは、残量を見るためにバッテリーモニターを付けていました。ただ、これはマイナスのケーブルにシャント(電流を計測する機械)を挟んで、入ってくる電流と出ていく電流を測る仕組みなので、配線が結構ややこしいんです。シャント自体も大きくて、かさばります。
中央コンソールに全部まとめないといけないアルファードでは、ここがすごくネックになっていました。
アプリで管理できるようになってシャントを取っ払った結果、配線は走行充電器から入ってくる分と、バッテリーからインバーターへ出ていく分の一方通行で済むようになりました。おかげで入れ替えもめちゃくちゃ簡単でした。


アプリの数字は、かなり正確
前のバッテリーモニターも結構正確な値は出ていましたが、正確さでいうとアプリの方が上だと思います。BMSがバッテリー内のセルの電圧まで全部監視していて、その数字がそのままアプリに出てくるからです。
小さい電力は表示に出てこないこともありますが、パーセンテージはポータブル電源のインジケーターと同じくらい信用できる感覚です。
弱点は「アプリを開かないと見えない」こと
逆に、バッテリーモニターにもいいところがあります。付けておけば、どこからでもパッと目で確認できることです。アプリは、いちいち開かないと見られません。
それでも、配線の面倒さと、モニター自体が8,000〜9,000円くらいすることを考えると、私は最初からアプリで管理できるバッテリーの方がいいと思います。車内のどこにいても、スマホで残量が分かるのも便利です。
IH(600W設定)でお湯を沸かすと、アプリに-578W
入れ替えた日は、そのまま普通に仕事でした。11時ごろにコーヒー休憩をとって、車内でIHを600Wに設定してお湯を沸かしてみます。

アプリを見ると、残量83%で-578W。使った電力が、しっかりBMSで感知されて出てきます。

お湯が沸いてIHを止めると、今度は+85.2W。これは屋根のソーラーパネルからの充電です。車を止めていても、ソーラーから入ってくる分をちゃんと検知してくれます。

走行充電とソーラーで、どれだけ戻るか
休憩のあとは高速を走って、大阪の心斎橋へ。走行中にアプリを見ると、約425Wで充電されていました。太陽光と一緒に充電すると少し効率が落ちるんですが、走行充電だけにすれば600Wくらいで入ってきます。アルファードの走行充電器は最大600W以上で充電できるので、ここはかなり重宝しています。

この日は曇り空でしたが、ソーラーでも80Wくらい発電していました。
仕事を終えて戻ってくると、残量は86%。来たときが83%だったので、駐車中にソーラーで3%回復した形です。曇りだったことを考えると上出来です。
走行充電器のアプリと見比べると
帰りの高速では、太陽が出ていないのでオルタネーターからの走行充電だけ。バッテリーのアプリでは530W前後で充電されていました。

走行充電器(Renogy)のアプリにつなぐと、こちらは546W。オルタネーターからは540〜550W出ているのに、バッテリーに入っているのは530Wくらい。この差は、走りながら冷蔵庫などで電気を使っている分です。

走行充電器のアプリと、バッテリーのBMSのアプリを両方入れておけば、どれくらい充電できているのかがしっかり分かります。この時点で87%でした。

垂水PAで窓用エアコン。消費電力は約560W
夜8時、神戸の垂水パーキングエリアに到着。残量は94%まで回復していました。

エンジンを切ると車内がかなり暑くなりそうだったので、ご飯を買いに行く前に窓用エアコンと扇風機をつけておきます。真夏ではないとはいえムシムシしていたので、エアコンの力も、それを攪拌する扇風機の力もいると思います。
このパーキングはセブンイレブンが併設されていて、買い物には便利です。ただ、調理できるものがなく電子レンジ調理のものばかりだったので、今回はお弁当にしました。

戻ってくると、車内はもう涼しい。エンジンを切ってもクーラーが使える環境は最高です。風を強にして、後ろまで届くようにしました。

エアコン+照明+冷蔵庫で、約560W
このとき使っているのは、エアコン、天井の照明、冷蔵庫。アプリの表示は550〜560Wくらいでした。どれくらい使っているかが見えているので、安心しながら電気を使えます。

車内で過ごしだして30分ほどで90%。このときは578W前後を使っていました。このまま使い続けると朝方には消えてしまう計算ですが、実際はコンプレッサーがオンとオフを繰り返すので、朝までクーラーは効いていてくれそうです。

快適すぎて、ご飯のあと30分くらい寝落ちしてしまいました。起きてアプリを見ると85%くらい。車内で過ごしたのは、ご飯の時間を合わせて40分ほどです。これなら一晩は余裕で持つんじゃないかと感じました。

この日は翌朝も仕事だったので車中泊はせず、そのまま家に帰りました。ちなみに車内の仕切りが布1枚で、スライドドアも少し開けていたので、外の音は結構入ってきます。泊まるなら、静かな道の駅などを選んだ方がよさそうです。
冬の低温保護も、アプリで見える
以前紹介したヒーター機能付きのバッテリーとは違って、このバッテリーにヒーター機能はありません。ただ、0℃を下回った段階でBMSが作動して、充電しないようになっているので、冬場でも安心して使っていけると思います。
低温の状況でサブバッテリーを充電・放電するのは結構危ないので、このあたりの状態がアプリに出るのがありがたいです。充電の低温保護や過充電などの項目があって、保護が働いているとランプがつきます。BMSの中で何が起こっているのかが、一目で分かります。
何も付いていないサブバッテリーを買うより、Bluetoothで内部の状態を確認できるというのは、かなり安心感があると思います。
サブバッテリーは、そのまま防災にもなる
今回はメーカーさんから、防災面や、車内でどれだけの家電を使っているのかを共有してほしい、とも言われていました。実際に使ってみて思うのは、サブバッテリーを車に積んでおくだけで、防災対策はバッチリだということです。
走っているだけで電気が溜まっていきますし、前にもお話ししたとおり、4000Whあれば家庭用の冷蔵庫が3日間くらい動く計算になります。これ自体が一つの防災システムで、ふだんは車中泊やキャンプにそのまま使えます。
ポータブル電源はかなり大きいので、いちいち車内に持ち込んだり、充電のために家に戻ったりする手間があります。据え置きのサブバッテリーなら、その手間がないのも大きな違いです。サブバッテリーとポータブル電源、それぞれのメリット・デメリットは、下の関連記事で詳しくまとめています。
Humsienk 12V 314Ah、よかった点と注意点
よかった点
- 314Ah(4019Wh)なのにコンパクト。中央コンソールで前の約3分の2のスペース
- アプリで残量と消費電力が見える。車内のどこからでもスマホで確認できる
- バッテリーモニター(シャント)が要らず、配線が一方通行で簡単
- BMSがセル電圧まで監視していて、数字が正確
- 低温保護や過充電など、BMSの状態もアプリで分かる
注意点
- 残量はアプリを開かないと見えない(パッと目で見るならモニターの方が上)
- 小さい電力はアプリに出てこないことがある
- ヒーター機能はない(0℃を下回ると充電しない仕組み)
- 私の車では、中央コンソールの棚板がまだグラグラするので改良が必要

今回はまだ真夏本番の前だったので、エアコンを使ったのは40分ほどです。真夏の夜に、サブバッテリーだけで一晩エアコンを回す検証もやったので、その結果は続きの記事で紹介します。
まとめ|314Ahが中央コンソールに収まって、アプリで管理できる
- アルファードのサブバッテリーをDatouboss 300Ah → Humsienk 314Ah(4019Wh)に入れ替え
- 中央コンソールでは、前の約3分の2のスペースで収まった
- アプリ管理でシャント不要。配線は一方通行でシンプルに
- IH(600W設定)で-578W、ソーラーで+85.2W、走行充電で約425〜530W
- 垂水PAで窓用エアコン+照明+冷蔵庫が約560W。40分ほどで94%→85%くらい
314Ahあるのに、あのサイズ感で収まっているのは本当にありがたいです。今回のバッテリー交換は、私的には大正解だったと思います。来年の夏に向けて、車中泊の電源システムを考えている方の参考になればうれしいです。
今回紹介したもの
▼Humsienk 12V 314Ah リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
※当ブログはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
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