【実測】2048Whポタ電で窓用エアコンは何時間もつ?真夏の熱帯夜に朝まで試したら深夜3時半に力尽きた

ポタ電だけで窓用エアコン車中泊は一晩いけるのか 車中泊

どうも、でっきんです!

9月に入ってもまだまだ暑い日が続きますね。今年の夏、「クーラーなしの車中泊はもう無理や」と痛感した方も多いんじゃないでしょうか。

そこで今回は、ポータブル電源1台だけで窓用エアコンが何時間もつのかを、真夏の熱帯夜に実際に車内で寝ながら計測しました。

結論から言うと、2048Whのポータブル電源で約6時間。夜9時24分にスタートして、電源が力尽きたのは深夜3時半でした。

この記事でわかること

  • 2048Whポータブル電源で窓用エアコンが何時間もつのか(実測:約6時間)
  • 車内温度の変化(33.5℃ → 21.4℃)
  • コンプレッサー稼働時と停止時の消費電力の差(690〜736W vs 約14W)
  • 30分後・1時間後・朝までのバッテリー残量推移
  • 朝まで持たせるための3つの対策

先に結論:2048Whで約6時間、深夜3時半に力尽きた

深夜3時半にポータブル電源の残量が2%になった様子
3時半に目が覚めて確認したら残量2%。ここで検証終了

夜9時24分に残量100%からスタートして、深夜3時半に残量2%。稼働時間はちょうど約6時間でした。

正直に言うと、これは実戦ではちょっとしんどい数字です。3時半に電源が落ちて、そこから朝までの暑さで目が覚めることになりますから。ただ、設定温度の使い方次第でここは伸ばせます。詳しくは後半で解説します。

検証条件:アルファード+DIY窓用エアコン+2048Wh

窓用エアコン一晩検証の条件まとめ
今回の検証条件

使用したポータブル電源はDABBSSON 2000L(2048Wh)。エアコンはアルファードにDIYで設置した窓用エアコンです。

アルファードにDIY設置した窓用エアコン
アルファードにDIYで設置した窓用エアコン

検証したのは真夏の熱帯夜。日中の最高気温は35〜36℃まで上がった日で、夜になっても外気温は29℃ありました。エアコンを入れる前の車内は33.5℃・湿度53%です。

検証開始時のアルファード車内は33.5℃
検証開始前の車内は33.5℃
DABBSSON 2000Lを残量100%から検証スタート
夜9時24分、残量100%からスタート

車内は33.5℃から21.4℃まで下がった

車内温度33.5℃から21.4℃への変化
車内温度の変化

まず外部電源につないでしっかり冷やしたところ、車内は21.4℃まで低下。湿度も53%から49%まで下がりました。

外部電源で冷やした車内は22.2℃
冷房が効いた車内。22.2℃・湿度49%

これは正直、冷えすぎです。窓用エアコンの冷却能力は車中泊用のスポットクーラーとは比べものになりません。ただ、この「冷えすぎる」性能が、あとで電気を節約する武器になります。

電気を食っているのはコンプレッサーだけ

コンプレッサー稼働時と停止時の消費電力比較
消費電力はコンプレッサーの稼働次第で激変する

ここが今回いちばんお伝えしたいポイントです。窓用エアコンの消費電力は、コンプレッサーが回っているかどうかで劇的に変わります

  • コンプレッサー稼働時:690〜736W(ガンガン冷える。電池も一気に減る)
  • 停止時(送風のみ):約14W(ほぼ電気を使わない)
コンプレッサー稼働時の消費電力
コンプレッサーが回っているときの消費電力

つまり「コンプレッサーが止まっている時間をどれだけ長くできるか」が勝負ということです。ここで効いてくるのが設定温度です。

設定温度25℃に上げたら、コンプレッサーが即落ちた

エアコンの設定温度を25℃に変更
設定温度を22℃から25℃に変更

最初は設定温度22℃にしていたのですが、それだとコンプレッサーが回りっぱなしになります。2048Whでも2時間ちょっとで終わる計算です。

そこで設定を25℃に変更したところ、その瞬間にコンプレッサーが停止しました。以降は車内24℃前後をキープしながら、コンプレッサーがついたり消えたりを繰り返す省エネ運転になります。

バッテリー残量の推移

バッテリー残量の推移データ
残量推移のまとめ

実際の減り方を見ていきましょう。

30分後のバッテリー残量は96%
開始30分後。4%減った

開始から30分で4%消費。この時点では「これなら朝までいけるか?」という感触でした。

1時間後のバッテリー残量は86%
1時間後は86%。ここから就寝

しかし1時間後には86%。30分で4%だったのが、次の30分で10%減っています。夜が更けても外気温が下がらない熱帯夜では、コンプレッサーの稼働時間が長くなるためです。

そしてここから就寝し、深夜3時半に残量2%で検証終了となりました。

朝まで持たせるための3つの対策

朝まで持たせる3つの対策
朝まで持たせる3つの対策

約6時間という結果を踏まえて、実戦で朝まで乗り切るための対策を3つ挙げます。

① 設定温度を26〜27℃にする

いちばん手軽で効果が大きいのがこれです。今回は25℃設定で6時間でしたが、26〜27℃にすればコンプレッサーの停止時間が伸びて、確実にもっと持ちます。暑がりの方は25℃、寒がりの方なら27℃でも十分快適に眠れるはずです。

② ポータブル電源を2台体制にする

今回はエアコン専用として2048Whを1台使いました。実際の車中泊では照明・スマホ充電・扇風機なども使いますから、1台で全部まかなうのは現実的ではありません。エアコン専用と生活用に分けるのがおすすめです。

③ サブバッテリー・走行充電を併用する

連泊するなら、移動中に充電できる仕組みが必須です。走行充電器やサブバッテリーを組み合わせれば、毎日リセットできます。

窓用エアコンはスポットクーラーより「省エネ」だった

意外に思われるかもしれませんが、冷却能力が強い窓用エアコンのほうが結果的に電気を節約できます。理由はシンプルで、早く冷えるぶんコンプレッサーが止まる回数が多いからです。

冷却能力が弱いスポットクーラーは、いつまでも設定温度に到達せずコンプレッサーが回り続けることになります。

よかった点

  • 真夏でも車内21.4℃まで冷える圧倒的な冷却能力
  • 設定温度を上げるだけで稼働時間を伸ばせる(コントロールしやすい)
  • コンプレッサー停止中は約14Wしか使わない
  • 熱帯夜でも快適に眠れた(これが一番大きい)

注意点

  • 2048Wh1台では約6時間が限界(真夏のワーストケース)
  • 設定温度22℃だと2時間ちょっとで終わる
  • コンプレッサー停止中は湿度が79%まで戻る
  • DIYでの設置が必要(誰でもすぐ導入できるものではない)

今回使用した機材

▼コロナ 窓用エアコン

▼DABBSSON 2000L(ポータブル電源 2048Wh)

まとめ

真夏の熱帯夜に、2048Whのポータブル電源で窓用エアコンは約6時間動きました。

「一晩まるごと」には少し足りませんが、設定温度を26〜27℃にする・電源を2台体制にするだけで朝まで届く射程に入ります。ポータブル電源だけでクーラー車中泊は、条件を整えれば十分に実用的です。

来年の夏に向けて装備を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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