皆さん、こんにちは!でっきんです。
以前アンケートを取った結果、「床のフルフラット化」に関する動画が上位に上がってきたので、今回はそのリメイク動画として、ブログ記事で詳しく解説していきます!
「ミニバンで車中泊したいけど、床がデコボコで寝にくい…」 「シートをフラットにしても、結局マットが必要になるんやろ?」 「自分でベッドキットを作るのって難しそう…」
そんなお悩みを抱えている方に朗報です! 今回は、ミニバン(アルファード10系)の3列シートを活かしつつ、車体に穴を開けずにフルフラット化を実現するベッドキットのDIYをご紹介します!
この方法なら、いつでも簡単に8人乗りのシートに戻せるのに、快適なベッド空間を確保できます。材料の選び方から、寸法の測り方、そしてデコボコを解消する裏技まで、でっきんが懇切丁寧に解説します。
動画と合わせてご覧いただくと、より分かりやすいので、ぜひ最後までじっくり読んで、快適な車中泊ライフの土台作りに役立ててくださいね!
この記事でわかること
- ミニバン(アルファード10系)のシートアレンジでフルフラットを実現する方法
- 車中泊用ベッドキットの材料選びと、気になる費用
- コンパネと合皮シートを使ったベッドキットの具体的な作り方
- シートの段差や隙間を埋めて、完全にフラットにする裏技
- 自作ベッドキットのメリットと、快適な車中泊空間の作り方
はじめに:ミニバン車中泊の床、デコボコ問題に終止符を打つ!
皆さん、こんにちは!でっきんです。
今回は、以前アンケートを取った結果、多くの車中泊ユーザーさんが興味を持っていることが分かった「床のフルフラット化」について、私のDIY経験を元に詳しく解説していきます!
「ミニバンって広いけど、シートを倒しても段差ができて寝にくいんよな…」 「市販のベッドキットは高いし、自分の車に合うか不安…」 「車体に穴を開けたり、大掛かりな改造はしたくない!」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、私の愛車アルファード10系を例に、3列シートを活かしたまま、車体に加工を施さずに床を完全にフルフラットにするベッドキットのDIYをご紹介します。このベッドキットがあれば、いつでも簡単に8人乗りのシートに戻せるのに、快適な寝床を確保できますよ。
ぜひ最後まで読んで、あなたのミニバン車中泊をワンランクアップさせるヒントを見つけてくださいね!
フラット化するために必要な道具一覧



その他必要工具
- タッカー(合皮シートをコンパネに打ち付ける時に使います)
- ハサミ(ウレタンスポンジをカットする時に使います)
- G-17 速乾ボンド(ウレタンスポンジとコンパネを貼り付ける時に使います)
- 板のカットはホームセンターで!
アルファード10系のシート展開を徹底解説
アルファード10系の場合、3列シートをメインに考えたフラット展開になります。椅子を取り払うような大掛かりなDIYではなく、あくまでシートアレンジを利用してアタッチメントとして板を設置する形です。
①ヘッドレストの取り外し: まず、全てのシートのヘッドレストを外します。

②2列目シートの前方移動: 2列目シートを一番前までスライドさせます。

③3列目シートのフラット化: 3列目シートを後方に倒し、完全にフラットな状態にします。

④2列目シートとの連結: 3列目シートがフラットになったら、2列目シートを連結させて、車内全体がフラットになるように調整します。

これで、一見すると完全にフラットになったように見えますが、この状態ではまだ寝るにはデコボコしています。この上に自作のベッドキットを設置することで、本当のフルフラット空間が完成します。
DIYベッドキットの作り方:材料と寸法、加工方法
ここからは、実際にフルフラットベッドキットを作るための材料と寸法、加工方法について解説していきます。
2枚のフラット板のサイズと材料
私が作ったベッドキットは、2枚の板で構成されています。アルファード10系のシート形状に合わせて、それぞれ幅が異なる板を作成しました。
- 小さい幅の板: 約55cm
- 大きい幅の板: 約70cm
長さはどちらも約180cmです。これは、アルファードのシングルシートとダブルシートのサイズに合わせています。
これらの板を車内に置くと、パッと見で立派なフルフラットの床が出来上がります。 *


コンパネ、ウレタン、合皮シートの選び方と加工
ベッドキットの材料は、主に以下の3つです。(上記材料表参照)
- コンパネ(コンクリート型枠用合板):
- ホームセンターで手に入ります。横幅90cm、縦幅180cmの大きな板が一般的です。
- これを、先ほど測った寸法に合わせてカットしてもらいます。ホームセンターのカットサービスを利用すると便利です。
- ウレタンのクッション剤:
- コンパネの上に敷くクッション材です。これ一枚でフワフワになるわけではなく、あくまで板の強度を補強し、座り心地を少しだけ良くするためのものです。
- これもホームセンターで手に入ります。コンパネと同じ寸法にカットして使用します。

昔は安かったけど、今は価格が高騰してるかもしれへんな。でも、DIYには欠かせない材料やで!ウレタンクッション材は座り心地を劇的に良くするもんじゃないけど、板の安定感を出すには重要やで!
3.合皮シート:
- ベッドキットの表面を覆うためのシートです。各ホームセンターで様々な色や手触りのものが売っています。私は手触りの良い赤い合皮シートを選びました。
- コンパネとウレタンを包み込むように、タッカー(ホチキスのような工具)で固定していきます。合皮シートは少し大きめに用意し、遊びを持たせてタッカーで打ち付けるのがコツです。

色や手触りは好みで選んでええで!タッカーで留める作業は、過去動画も参考にしてみてな!
過去動画車中泊自作ベッドの作り方!
費用と耐久性について
当時、この2枚の板を作るのに、材料費だけで約2万円かかりました。木材が高騰していた時期なので、今だと2万5千円くらい見ておくと安心かもしれません。
一度作ってしまえば、3年以上経った今でも現役で活躍してくれていますし、壊れる気配もありません。自分で作ることで、車種にぴったりのフィット感と、長く使える耐久性を手に入れることができます。
【裏技】シートの段差や隙間を完全に埋める方法
ベッドキットの板を置いただけでは、どうしてもシートのくぼみや隙間に「浮き沈み」が生じてしまいます。これを完全にフラットにするための裏技をご紹介します。
端材やクッション材を使った段差解消術
アルファードの場合、ベッドキットを作る際に余ったコンパネの端材や、ウレタンのクッション剤が非常に役立ちます。
- クッション剤で隙間を埋める: 余ったクッション剤を、板とシートの間のくぼみに挟み込んでいきます。これにより、少しずつ安定感が増していきます。 *
- 厚めのクッションや板で補強: それでもグラつきが残る場合は、さらに分厚いクッション材や、コンパネの端材などを挟み込んで補強します。角は紙やすりで丸めておくと、怪我の心配がありません。 *
- フローリングの板で最終調整: 最後に、フローリングの板など、硬くて平らな板を隙間に挟み込むことで、完全に安定した床が完成します。

アルファードでの具体的な安定化の工夫
アルファードのシートのくぼみは複雑なので、実際に板を置きながら、どこに端材やクッション材を入れれば安定するかを試行錯誤するのがおすすめです。
柔らかいものだけでは安定しにくいですが、最終的に硬い木材を入れることで、驚くほど安定した床になります。この作業は、自分の車のシートの形状に合わせて調整していくことが重要です。
完成!フルフラットベッドキットの使い勝手と活用術
完全にフルフラットになった床は、車中泊の快適さを劇的に向上させてくれます。
様々なシートアレンジに対応する分割式ベッドキットのメリット
私が作ったベッドキットは2枚の板に分割されているため、様々なシートアレンジに対応できるのが大きなメリットです。
- 一人用モード: 片方の板だけをベッドとして使い、もう片方は椅子として残しておくことで、一人での車中泊でも広々と快適に過ごせます。
- 家族用モード: 家族全員で車中泊する際は、2枚の板を全て設置して広々としたベッド空間を作れます。
このように、状況に応じて柔軟にシートアレンジを変更できるのは、ミニバンで車中泊をする上で非常に便利です。椅子を取り払うような大掛かりな改造ではないため、普段使いの8人乗りミニバンとしても問題なく使用できます。
季節に応じたラグやマットの活用
ベッドキットの上に敷くものは自由自在です。
- 夏: 接触冷感ラグなどを敷いて涼しく。
- 冬: 暖かいラグや毛布を敷いて暖かく。


季節や好みに合わせて、様々なラグやマットを敷くことで、一年中快適な車中泊を楽しめます。
でっきんの一言
このベッドキットは、ホンマに「やってよかったDIY」やで!これがあるからこそ、アルファードでの車中泊ライフが始まったと言っても過言じゃないな!
🎬 動画を一緒に見て確認しよう!
「でっきんがどんな感じでDIYしているか、動画で見て確認したい!」と思った方もいらっしゃるでしょう。
今回のDIYの様子は、こちらのYouTube動画で詳しく解説しています!記事と合わせてご覧いただくと、もっと理解が深まるはずです!
まとめ:ミニバン車中泊の快適さを劇的にアップさせよう!
いかがでしたでしょうか?ミニバンの床をフルフラット化するDIY、ちょっと手間はかかりますが、その効果は絶大です!
- シートアレンジを活かして、車体に穴を開けずにフルフラット化!
- 自分の車にぴったりの、快適なベッドキットを自作できる!
- 端材やクッション材で、デコボコを完全に解消!
- 普段使いと車中泊を両立できる汎用性の高さ!
このDIYにかかった費用は、当時で約2万円。一度作ってしまえば長く使えるので、費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。
エアマットでの車中泊も手軽ですが、自作のベッドキットの上にマットレスやシュラフを敷いて寝る方が、圧倒的に寝心地が良いです。これから車中泊を本格的に始めたい方には、ぜひ挑戦してみてほしいDIYです。
あなたの「こうだったらいいな」を形にして、でっきんのような快適な車中泊ライフを楽しんでくださいね!
これからもでっきんの車中泊チャンネルとブログでは、皆さんの車中泊ライフをさらに豊かにする情報やDIY術を発信していきますので、楽しみにしていてくださいね!
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今後も「でっきんの車中泊ライフ」をどうぞよろしくお願いいたします!