【ポータブル電源】シガーソケット充電は要注意!発熱・ヒューズ切れトラブルを徹底解説!

ポータブル電源をシガーソケットで充電している様子と、「この走行充電 危険です…」という警告、そして「×」マークで危険を示す男性 車中泊DIY
あなたの車中泊でも起こるかも?ポータブル電源のシガーソケット充電に潜む「意外な危険」を徹底解説!

でっきんの車中泊ライフをご覧いただき、ありがとうございます!

今回は、でっきんのYouTubeチャンネルで24万回以上再生されている大人気動画のテーマを、ブログ記事として深掘りしていきます!

「ポータブル電源をシガーソケットで充電してたら、なんか焦げ臭い…?」 「突然ヒューズが飛んで、電気が使えなくなった…」 「シガーソケットの先っぽが溶けちゃった…!」

こんな恐ろしい経験、ありませんか?

今回の記事では、ポータブル電源を走行中に充電する際に起こりがちな「電気トラブル」について、でっきん自身の実体験を元に、その原因と具体的な対策を詳しく解説します。

特に、シガーソケットからの充電には落とし穴がたくさんあるんです! この情報を知っているか知らないかで、車中泊の快適さも安全性も大きく変わりますよ。

ぜひ最後まで読んで、あなたの車中泊ライフをより安全で快適なものにしてくださいね!

この記事でわかること

  • ポータブル電源のシガーソケット充電で起こりがちなトラブルの原因
  • 「高負荷」な充電がなぜ危険なのか、そのメカニズム
  • ヒューズが飛んだ時の対処法と、その後の注意点
  • シガーソケットのタコ足配線や二股ソケットの危険性
  • 安全にポータブル電源を走行充電するためのヒント

はじめに:24万再生突破!ポータブル電源充電トラブルの真実

皆さんこんにちは、でっきんです!

今回は、私のYouTubeチャンネルで24万回以上再生されている大人気動画のテーマを、ブログ記事として詳しく解説していきます!

この動画は、多くの車中泊ユーザーさんが経験している、ポータブル電源の「走行充電トラブル」について、私の実体験を元にお話ししたものです。

「シガーソケットでポータブル電源を充電してたら、いきなり電気が飛んだ!」 「使ってたシガーソケットの先っぽが溶けて使い物にならなくなった…」

こんなヒヤリとする経験、あなたもしたことがあるかもしれません。 今回の記事では、なぜこのようなトラブルが起こるのか、そしてどうすれば防げるのかを、具体的に、そして分かりやすくお伝えしていきます。

車中泊でポータブル電源を安全に、そして効率的に使うために、ぜひ最後まで読み進めてくださいね!

【実体験】ポータブル電源の走行充電で「ヒューズ切れ」発生!

まず、私が実際に経験したトラブルからお話しましょう。 私は当時、ポータブル電源を走行中に充電するために、ある方法を試していました。

走行充電のやり方:純正アダプターとインバーターの組み合わせ

私が使っていたのは、ポータブル電源の専用ACアダプターと、車のシガーソケットからAC100Vに変換するインバーターを組み合わせる方法です。 この方法が純正で一番早く、安全に充電できると思っていたんですよね。

シガーソケットから電気を取っていることを説明しているシーン
Screenshot
シガーソケットから取った電気をインバーターで100vに変えてコンセントを取っているシーン
Screenshot

その時使っていたインバーターはこちら↓

まさかの複数台同時充電!そこでトラブル発生

私は、このインバーターを使って、2台のポータブル電源を同時に走行充電していました。1台あたり約90Wで充電されるので、合計180W。インバーターは300W対応だったので、「これなら余裕だろう!」と考えていたんです。

でっきん
でっきん

ところが、最初は順調に充電できていたものの、突然電気が飛びました。「あれ、おかしいな?300Wまでいけるはずなのに…」と思って何度も挿し直しましたが、一向に充電されません。

何が原因だろうと調べてみると、なんと原因はインバーターではなく、車のヒューズが切れてしまっていたことだったんです!

合計180Wでも?300Wインバーターでもヒューズが飛んだ理由

300W対応のインバーターを使っていたのに、なぜ合計180Wの電力でヒューズが飛んでしまったのでしょうか?

これは、シガーソケットからの電源供給には限界があるためです。通常の車のシガーソケットは、アクセサリー電源から取られており、安全のために15A程度のヒューズで保護されています。車の電圧が12Vだとすると、計算上は「12V × 15A = 180W」が最大許容電力となります。

つまり、私が使用していたインバーターは300W対応でも、車のシガーソケット側の許容範囲を超えていたためにヒューズが飛んでしまったのです。特に、複数の機器を接続したり、高出力で充電しようとすると、このようなトラブルが頻繁に発生しやすくなります。

ヒューズ切れ!その時どうする?初心者が陥る罠

ヒューズが飛んでしまうと、そのシガーソケットはもちろん、場合によっては他の電装品も使えなくなってしまいます。 初めての経験だと、「どうしよう…」とパニックになりますよね。

実は、切れたヒューズはホームセンターなどで簡単に手に入り、自分で交換することも可能です。 しかし、問題は「ヒューズボックスがどこにあるのか?」「どのヒューズを交換すればいいのか?」をすぐに判断できないことです。車の取扱説明書を読んだり、ネットで調べたりと、手間と時間がかかってしまいます。

車中泊では、車内で多くの電力を扱う機会が増えます。ドライブレコーダーだけでなく、車載冷蔵庫やポータブル電源の充電など、普通の車では考えられないほどの電力を消費するため、ヒューズが飛ぶことを前提に予備を用意し、場所を把握しておくことが重要だと言えます。

アルファード10系のヒューズボックスの位置
でっきん
でっきん

こういったヒューズが切れた時に慌てないようにヒューズセットを持っておきつつ自分の車のヒューズボックスがどこにあるかを把握しておくことが重要や!

なぜ起こる?シガーソケット充電トラブルのメカニズム

シガーソケットからの充電には、ヒューズ切れ以外にも注意すべき点があります。

シガーソケットの電力限界と発熱のリスク

前述の通り、車のシガーソケットから安定して取れる電力は、一般的に100W程度が目安です。 それ以上の高負荷な電力を流し続けると、シガーソケット自体や、そこに接続しているアダプター、ケーブルなどが発熱するリスクが高まります。最悪の場合、これらの部品が溶けてしまったり、ショートして車両火災に繋がる可能性もゼロではありません。

熱によって溶けてしまったシガーソケットのイメージ

「〇〇W対応」表示の罠!実質使える電力は?

市販されているシガーソケット用インバーターや分配器には、「300W対応」などと表示されているものも多くあります。しかし、これはあくまでその機器の「最大対応電力」であり、車のシガーソケット側から供給できる電力の上限とは異なることに注意が必要です。

車両電圧 ヒューズ(A) 最大許容電力(W) 安全に使える目安(W) 補足
12V 10A 120W 〜100W スマートフォン充電など軽負荷向け
12V 15A 180W 〜150W ドライブレコーダー、小型家電など
12V 20A 240W 〜200W 大型家電(一部)や高出力充電器向け
12V 30A 360W 〜300W より高出力な機器向け(バッ直推奨)

このように、車のヒューズが15Aであれば、インバーターが300W対応と表示されていても、実質的に安定して使えるのは100W〜150W程度と考えておくのが安全です。表示W数に惑わされず、ご自身の車の電力供給能力を正しく理解することが大切です。

二股ソケット・タコ足配線はNG!溶ける原因は「熱」

私が経験した別のトラブルは、シガーソケットを二股にして、ドライブレコーダーとポータブル電源の充電を同時に行っていた時のことです。

この二股ソケットが高負荷に耐えきれず、熱を持って先端が溶けてしまったんです。溶けた部品がシガーソケットの奥に残ってしまい、取り出すのに苦労しました。これは、電気抵抗によって発生する熱が原因です。二股やタコ足配線で複数の機器に電力を供給すると、一本のシガーソケットに過剰な負荷がかかり、発熱や溶解のリスクが非常に高まります。

特に、安価な二股ソケットは耐熱性や許容電流が低い場合があるので、注意が必要です。

シガーソケットでタコ足配線で電気を取っているイラスト

【重要】トラブルを防ぐためのポイント

ここまで、シガーソケット充電における様々なトラブルとその原因を解説してきました。では、これらのトラブルを未然に防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか?

ヒューズの基礎知識:予備の準備と場所の把握

予備ヒューズの常備: 車中泊をするなら、必ず予備のヒューズ(使用しているアンペア数と同等か、少し多めに)を車内に常備しましょう。

ヒューズボックスの場所を確認: 自分の車のヒューズボックスがどこにあるのか(エンジンルーム内、運転席足元など)、事前に取扱説明書で確認しておきましょう。

どのヒューズがどの回路か把握: シガーソケットやアクセサリー電源に繋がるヒューズがどれなのか、取扱説明書で把握しておくことで、いざという時に迷わず交換できます。

取扱説明書で確認!ヒューズボックスとACC電源

車の取扱説明書には、ヒューズボックスの場所だけでなく、各ヒューズがどの電装品に繋がっているかの情報も記載されています。 例えば、「アクセサリーソケット(シガーソケット)」のヒューズが何Aで、どこにあるのかを把握しておくことは、安全な電力利用の第一歩です。

インバーターやポータブル電源の出力W数を把握する重要性

  • ポータブル電源の入出力W数を把握: お手持ちのポータブル電源が、走行充電時に何Wで充電されるのかを正確に把握しましょう。
  • インバーターの出力と車のヒューズを照合: 使用するインバーターの最大出力だけでなく、車のシガーソケット側のヒューズの許容W数と比較して、無理のない範囲で使うように心がけましょう。

「大容量のポータブル電源を、もっと早く充電したい!」という気持ちはよく分かります。しかし、車の純正シガーソケットからの電力供給には限界があることを理解し、無理な高負荷充電は避けることが、何よりも重要です。

もし、もっと多くの電力を安定的に取り出したい場合は、前回解説した**「バッ直(バッテリー直結)」**のような、車のバッテリーから直接電源を引き込む方法を検討することをおすすめします。 (詳しい方法はこちらの記事をチェック! → 【ポータブル電源】バッ直で安全・効率的に走行充電!車中泊DIYで不安解消!)

🎬 動画も一緒に見て確認しよう!

この記事の元になった動画も、ぜひ見てくださいね!実際のトラブルの様子や、私が説明している場面を見れば、より深く理解できるはずです。

まとめ:安全な走行充電で快適な車中泊ライフを!

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、24万回再生された動画のテーマである、ポータブル電源の走行充電における「シガーソケットトラブル」について、深く掘り下げて解説しました。

  • シガーソケットの電力限界を理解すること
  • 高負荷なタコ足配線や二股ソケットの危険性を知ること
  • ヒューズの予備と場所を把握しておくこと

これらの知識は、車中泊での電力トラブルを未然に防ぎ、安全で快適な旅を楽しむために非常に重要です。

もし「もっと安定して、多くの電力を確保したい!」という場合は、前回の記事でご紹介した「バッ直」での電源取り出しもぜひ検討してみてください。

でっきんの車中泊ライフでは、これからも皆さんの疑問や悩みを解決し、車中泊を安全で快適にするための情報を発信していきます。 ぜひ、他の記事もチェックして、あなたの車中泊ライフを充実させてくださいね!

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今後も「でっきんの車中泊ライフ」をどうぞよろしくお願いいたします!

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