【夏車中泊対策】猛暑を乗り切る!ミニバンに窓用エアコンをDIYでインストールしてみた

ミニバン車内にDIYで窓用エアコンを設置し、車内温度が31℃から22℃に下がった様子 車中泊DIY
この夏、車中泊の常識が変わる!窓用エアコンDIYで、あなたのミニバンもキンキンに冷えた快適空間に!

でっきんの車中泊ライフをご覧いただき、ありがとうございます!今回は、夏の車中泊を快適に過ごしたいと願う全ての車中泊ユーザーに向けて、とっておきのDIY術をご紹介します。

「夏場の車中泊、エアコンなしでは寝苦しい…」 「スポットクーラーじゃ、いまいち冷えが足りないんよな…」 「かといって、ポータブル電源で車のエアコンを長時間動かすのは無理?」

そんなお悩みを抱えている方に朗報です! 本業がエアコン清掃のでっきんが、その専門知識とDIYスキルを活かして、ミニバンに家庭用の窓用エアコンをインストールする方法を実践しました!

スポットクーラーよりも圧倒的に強力な冷房能力で、真夏の夜もぐっすり眠れる快適な車中泊が実現しますよ。気になる設置方法、費用、防犯対策、そして実際の冷却効果と消費電力まで、全て公開します!動画と合わせてご覧いただくと、より分かりやすいので、ぜひ最後までじっくり読んでくださいね!

この記事でわかること

  • スポットクーラーより強力な窓用エアコンを車中泊で使うメリット
  • 窓用エアコンの吸排気効率を最大限に引き出すDIY方法
  • 設置に必要な材料と、でっきんが実際に使ったアイテムの費用
  • 窓用エアコン設置時の防犯対策とリスクについて
  • 実際の冷却テスト結果と、気になる消費電力

はじめに:夏の車中泊、エアコン問題に終止符を打つ!

真夏の車中泊は、暑さとの戦いです。特に熱帯夜ともなると、寝苦しさで体力を消耗し、せっかくの車中泊が台無しになってしまうこともありますよね。車のエアコンを付けっぱなしにするのは電力問題やエンジン音の問題がありますし、市販のスポットクーラーでは冷えが物足りない…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

私も長年この問題に直面してきましたが、今回は本業がエアコン清掃のでっきんが、その知識と経験を活かし、家庭用の窓用エアコンをミニバンにインストールするという大胆なDIYに挑戦しました!これで、今年の夏は快適な車中泊が実現するはずです!

なぜ窓用エアコンを車中泊に?メリットと他の選択肢

窓用エアコンをミニバンの後部座席に設置したシーン
窓用エアコンを選ぶ理由:スポットクーラーとの比較

なぜ、数ある冷房器具の中から窓用エアコンを選んだのか?それは、圧倒的な冷房能力にあります。

市販の車中泊用スポットクーラーは、室内機と室外機が一体型になっているものが多く、どうしても排熱処理が甘くなりがちです。その結果、冷風を出す一方で、車内全体が十分に冷えないという課題がありました。

一方で、窓用エアコンは室内機と室外機が一体化しているものの、室外機部分を窓の外に出すことで、効率的な排熱が可能です。これにより、スポットクーラーでは得られない強力な冷え込みを実現できるんです。

最近は室内機と室外機が分離した車載用エアコン「ラクール」なども人気ですが、価格が16万円を超える上に、車種によっては取り付けが難しい場合もあります。今回のDIYは、できるだけ安価で誰でも挑戦できる方法を目指しました。

車中泊用スポットクーラー、ラクールの写真
でっきん
でっきん

ラクールは車中泊向きのクーラーではあるんやけど球数が少なく、まず購入したいと思っても出来ない、値段が高くてなかなか購入できないと言った課題があるんや!

窓用エアコン設置の懸念点とリスク

窓用エアコンを車に設置する際、いくつか懸念点があることも事実です。特に「防犯性」については、窓を開放する形になるため、心配される方もいらっしゃるでしょう。

しかし、市販のスポットクーラーでも排熱ダクトのために窓を少し開ける必要があり、その隙間から侵入されるリスクはゼロではありません。今回のDIYでは、ワイヤーロックなどを活用して、可能な限りの防犯対策を施しています。

車中泊における夏の暑さ対策は、何らかのリスクを伴うことが多いです。今回のDIYも自己責任となりますが、最大限の快適さを求めるでっきんの挑戦として、ぜひ参考にしてみてください。

【DIY解説】ミニバンに窓用エアコンをインストールしよう!

準備するモノ:これを揃えよう!

今回の窓用エアコン設置DIYで主に使うアイテムはこちらです。
窓用エアコン本体: ご自身の車の窓サイズや必要な冷房能力に合わせて選びましょう。

遮光シート: UVカット機能付きの厚手のものがおすすめです。

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でっきん
でっきん

僕が買った遮光シートは張り切って4mのものを買ったけど三分の一くらいしか使わなかったで💦大は小を兼ねたけど2mくらいで十分やと思うで!

強力マグネット: シートを車体に固定するために大量に必要になります。

面ファスナー(マジックテープ): エアコン本体と遮光シートを接続するのに使います。

プラダン(プラスチックダンボール): 吸排気の仕切りに使います。

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ワイヤーロック(チェーンロック): 防犯対策としてドアを固定します。

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裁ちばさみ、カッターナイフ: 遮光シートやプラダンの裁断に使います。

窓用エアコンの吸排気を分離するDIYの肝

今回のDIYの最大のポイントは、窓用エアコンの室内機と室外機の吸排気をしっかりと分離することです。これができていないと、冷たい空気と熱い空気が混ざってしまい、効率よく車内を冷やすことができません。

1.遮光シートで窓全体を覆う: まず、窓用エアコンを設置するスライドドアの窓全体を遮光シートで覆います。シートはマグネットで車体に固定します。

ミニバンの後部座席のスライドドアに遮光シートを貼り付けているシーン
Screenshot

2.室外機部分をカットし露出させる: 窓用エアコンを仮置きし、室外機が当たる部分をペンでなぞり、その部分だけ遮光シートをカッターや裁ちばさみで丁寧にカットします。 カットした部分とエアコン本体の間にマジックテープを貼り付け、エアコンをしっかりと固定し、隙間ができないようにします。

ミニバン2列目を遮光シートで覆って室外機部分だけ切り抜き露出させてるシーン
Screenshot

3.プラダンで吸排気ルートを分ける: 窓用エアコンの室外機部分は、熱い空気を排出する部分と、外気を吸い込む部分が隣接しています。この二つが混ざらないよう、ドアの隙間を利用してプラダンで仕切りを作ります。プラダンをエアコンのガラリ部分に差し込めるように加工し、熱い空気は外へ、冷たい空気はエアコンへ効率よく流れるようにします。この吸排気の分離が、冷房効率を最大限に引き出すための重要な工程となります。

    窓エアコンの給排気の効率を上げるために間にプラダンを差し込んでいるシーン
    Screenshot
    車体への固定と防犯対策

    窓用エアコンを設置すると、窓を半開きの状態にするため、防犯性が気になりますよね。 そこで、ドアと車体をワイヤーロック(チェーンロック)で繋ぎ、ドアがそれ以上開かないようにしっかりと固定します。

    これにより、外から窓用エアコンを無理に動かそうとしても、簡単に侵入できないように対策します。もちろん、このDIYは自己責任で行っていただく必要がありますが、できる限りの対策を講じることで、安心して車中泊を楽しめるようになります。

    ミニバンのスライドドアが少し開いている隙間をチェーンロックで固定しているシーン
    Screenshot

    検証!窓用エアコンでミニバン車内はどれだけ冷える?

    実際に窓用エアコンをミニバンに設置し、夏の夕方に冷却効果の検証を行いました。

    実験開始!車内温度と湿度をチェック

    実験開始時の車内温度はなんと31.1度、湿度は29%!日も落ちてきている時間帯にも関わらず、真夏日と変わらない暑さです。この状態で窓用エアコンを起動し、1時間後の車内温度を測定しました。

    使用した電源は200Ahのサブバッテリーで、スタート時は100%でした。 (※エアコン稼働中の消費電力はコンプレッサー起動時で約600W。前回の動画でも解説しています。)

    エアコンの冷気を効率よく車内全体に循環させるため、前回紹介したHAGOOGIの扇風機を併用しました。

    夕方の車内の温度を示している図31℃の車内の様子
    Screenshot
    驚きの冷却効果!車内温度は〇℃に!

    そして、1時間後… 気になる車内温度は、なんと22.4度まで下がりました!

    実験開始時31.1度だった車内が、約8.7度も冷えたことになります。これは本当に驚きの冷却効果です!室外機の排気温度は45.9度~47度と高かったものの、プラダンでの仕切りが効果を発揮し、効率よく排熱できていた証拠です。

    窓用エアコンの吹き出し口の温度は、なんと3.1度!非常に冷たい風が吹き出しており、車内をしっかり冷やせることを実感しました。これは、以前検証したスポットクーラー(クレクール)が9度〜10度程度だったことを考えると、圧倒的な冷却能力と言えるでしょう。

    窓用エアコン設置で車内を冷やしたときの1時間後の車内温度の変化を洗わ悪しているシーン
    Screenshot
    窓用エアコンの冷風吹き出し口のと吐出温度が2℃くらいの冷風が出てきているシーン
    Screenshot
    気になる消費電力とバッテリー持ち

    1時間の稼働で、200Ahのサブバッテリーは100%から**73%**に減少しました。つまり、約27%(50Ah相当)の電力を消費したことになります。ワット数に換算すると約600Whです。

    この結果から、今回のサブバッテリーであれば、窓用エアコンを約4時間フル稼働させることが可能だと考えられます。

    ただし、車中泊での実際の使用時は、設定温度を26度や27度に設定することで、コンプレッサーがON/OFFを繰り返す運転になるため、もっと長時間(一晩中など)稼働させることも十分見込めます。
    より詳しい電力消費やバッテリーの持ちについては、今後の実際の車中泊での検証でまた報告させていただきます!

    窓用エアコンを1時間稼働したときのサブバッテリーの減り方100%⇨75%に減った
    Screenshot

    もっと快適に!車中泊の整理整頓はコレで決まり!

    車中泊は、限られた空間で過ごすからこそ、整理整頓が本当に大事です。モノが散らかっていると、せっかくの旅行も台無しになってしまいますし、いざという時に必要なものがすぐ見つからないということもありますからね。

    今回のエアコン設置以外にも、こちらの記事も参考にしてみてください! → 【初心者必見】車中泊を始めるならこれだけ!失敗しない4つのポイントを徹底解説!

    🎬 動画を一緒に見て確認しよう!

    「でっきんがどんな感じでDIYしているか、動画で見て確認したい!」と思った方もいらっしゃるでしょう。

    今回のDIYの様子は、こちらのYouTube動画で詳しく解説しています!記事と合わせてご覧いただくと、もっと理解が深まるはずです!

    🌟 まとめ:ミニバン車中泊をレベルアップさせよう!

    いかがでしたでしょうか?ミニバンへの窓用エアコンDIYインストール、意外と簡単にできて、その効果は絶大です!

    • スポットクーラー以上の圧倒的な冷却能力!
    • DIYで安価に実現可能!
    • 適切な対策で防犯性も確保!

    私の経験と知識を詰め込んだこのDIY術で、あなたのミニバンも今日から涼しく快適な空間に大変身です!

    もし「車中飯も楽しみたい!」という方は、こちらの記事もぜひチェックしてみてくださいね! → 【車中飯】これだけは絶対外せない!車中泊料理であったほうがいい『必須道具3選』

    ぜひ、この窓用エアコンDIYに挑戦して、でっきんのような快適な車中泊ライフを楽しんでください!

    これからもでっきんの車中泊チャンネルとブログでは、皆さんの車中泊ライフをさらに豊かにする情報や裏ワザを発信していきますので、楽しみにしていてくださいね!

    他にも車中泊に関する情報満載!

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