「明日は朝から現場やのに、今から家に帰ったら寝る時間がない」
そんなときに前乗りして車で仮眠を取る。これ、軽自動車でも本当にできるんやろか。
今回はダイハツのミライースで、ポータブル電源を一切持たずにサービスエリアで6時間眠ってみました。結論から言うとぐっすり眠れたんですが、朝に一つだけ誤算がありました。
この記事でわかること
- 軽自動車でポタ電なしの仮眠は成立するのか(実測)
- 持っていったのは何か。3点だけで足りるのか
- 翌朝の車内が何℃まで下がったのか
- 仮眠する場所はどこを選ぶべきか
- エンジンを切ったまま眠れるのは何月から何月までか

持っていったのは3点だけ。ポータブル電源は置いていった
車中泊の動画やとポータブル電源が当たり前のように出てきますが、多くの人はそんなもん持っていません。ちょっと仮眠を取るだけなら要らんわけです。
そこで今回は、あえてポタ電なしで検証しました。積んだのはこの3点です。

折りたたみベッド、ごろ寝ざぶとん、シュラフ。これに充電式のLEDライトを足しただけです。ライトは走行中にUSB-Cで充電できるので、電源の心配が要りません。
ただしライトは点けっぱなしやと1時間ほどしか持ちません。暖色系にして必要なときだけ点ければ、一晩は十分もちます。
現地でやることは2つ。ベッドを開いてシェードを貼るだけ

ベッドの展開は1分もかかりません。走行中は畳んでおいて、着いてから開くほうがやりやすいです。展開したまま運転すると、荷物の出し入れがしにくくなります。

ここが大事なところで、ベッド単体で寝ると寝心地に影響が出ます。上にクッション性のあるマットを敷くと一気に変わります。
シェード貼りは5分。眠いときはこれが地味にしんどい


全窓に貼るのに5分ほどかかります。たった5分ですが、眠い状態でこれをやるのは正直めんどくさい。
それでもカーテンをDIYするよりシェードを勧める理由があります。取り外して家で保管できるからです。カーテンを施工してしまうと、見た目が完全に車中泊車両になってしまう。普段使いする車ならシェードのほうが気楽です。

外から見るとけっこう目立ちます。「中に人おるんちゃうか」と分かる見た目です。ただ中は完全に見えません。
動くカプセルホテルの完成

目隠しをしてライトを点けると、この空間がまるごと寝室になります。軽自動車で足を伸ばしてフラットに寝られるのは、思っていた以上に快適でした。
運転席を前いっぱいに倒すと、後ろに広い空間ができます。半分立てるくらいの高さがあるので、ベッドへの移動も楽です。

ここで一つ実感したのは、暇つぶしの道具はあったほうがいいということ。スマホで十分ですが、寝るまでの時間を持て余します。
ただし机がありません。肘置きに肘をかけて足を伸ばせばくつろげますが、車内でゆっくり過ごすことを求める車ではないというのが正直な感想です。

翌朝の車内は3℃。ここだけ誤算やった

朝の4時55分に自然に目が覚めました。6時間ぐっすり眠れています。寝心地に関しては文句なしでした。
ただ寒かった。車内の気温は3℃。オールシーズンのシュラフ1枚では朝方に冷えます。正直、少し舐めていました。

電気毛布か湯たんぽを1つ足すだけで解決する範囲です。これから秋に向かう時期は、朝晩がまさにこの冷え方をします。寝具だけで足りると思わずに、暖を取れるものを1つ積んでおくことをおすすめします。
もう一つの誤算は音
サービスエリアなのでトラックがアイドリングしたまま休んでいます。軽自動車は防音がそれほど強くないので、音はけっこう入ってきます。
眠れないほどではありませんでしたが、耳栓は持っていったほうがいいというのが実感です。数百円で睡眠の質が変わります。
結露は思ったより少なかった
ミライースは空間が狭いので結露が早いはずですが、一晩過ごした程度なら思ったほどではありませんでした。アルミのシェードが効いているようです。アルファードで同じことをすると、もっと結露します。
仮眠する場所はどこを選ぶべきか

移動中に仮眠を取るなら、高速道路のサービスエリアかパーキングエリア、あるいは道の駅が無難です。
市街地のコインパーキングでも寝ることは可能ですが、小さい車が全面シェードで覆われていると意外と目立ちます。「何やこの車」と思われやすい。
静かに寝たくてトイレ付きの公園の駐車場を選ぶ人もいますが、職務質問されるリスクがあります。自然に仮眠できるのは、やはりみんなが同じことをしている場所です。
エンジンを切ったまま眠れるのは春と秋だけ

今回は3月中旬の検証でした。真夏と真冬は、この装備では無理です。エアコンか暖房が要ります。
アルファードのほうはサブバッテリーを組んでエアコンを動かせる段取りにしていますが、それは「車中泊を趣味として楽しむ」ための装備です。今回の趣旨は仮眠なので、そこまでは求めません。
アイドリングせずに過ごすなら、現実的なラインは春先と秋です。
よかった点
- 足を伸ばしてフラットに寝られる。これが一番大きい
- ポータブル電源なしでも成立した。電源が要るのはライトくらい
- シェードのおかげで外を気にせず眠れた
- 普段使いの車のままでいい。改造も穴あけも不要
- 寝心地はベッド+クッションマットの組み合わせでかなり良い
注意点
- 朝の冷え込みは想像より厳しい。電気毛布か湯たんぽを1つ足す
- 耳栓は持っていく。軽自動車は外の音が入りやすい
- シェード貼りに5分。眠いときは面倒に感じる
- 天井の圧迫感は多少ある。6〜7時間なら我慢できる範囲
- 車内で料理をしたり長時間くつろぐには向かない
- ベッドの脚が当たる部分は、板を挟んで荷重を分散させたほうがいい

今回使った道具
▼折りたたみベッド
動画で使っているものは現在品切れになっているため、リンク先は類似品です。後席を倒してその上に置くだけで、軽自動車でもフラットな寝床ができます。
▼ミライース専用アルミシェード
全窓ぶんがセットになっています。アルミなので結露を抑える効果も実感できました。
まとめ|ポタ電なしでも軽自動車の仮眠は十分成立する
ミライースにベッドとシェードと寝具を積んだだけで、6時間ぐっすり眠ることができました。車中泊のための改造は何一つしていません。
足を伸ばしてフラットに寝られるという一点だけで、軽自動車の仮眠は成立します。ポータブル電源も、サブバッテリーも、今回は使いませんでした。
ただし朝は3℃まで下がりました。これから秋が深まると、同じ冷え方をします。寝具にプラスして暖を取れるものを1つ、それと耳栓。この2つを足すだけで、次はもっと快適に眠れるはずです。
「明日の朝が早い」という日に、車で前乗りするという選択肢。軽自動車しか持っていなくても、十分に取れる手です。
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