※本記事はBougeRV様より製品のご提供を受けて作成しています。ただし温度・消費電力の数値はすべて私が実際に測ったもので、気になった点や向かない使い方についてもそのまま書いています。
どうも、でっきんです!
毎年この時期になると「車中泊でクーラーを使いたい」という話をしています。今年もBougeRVさんから最新モデルのPC35 PROをご提供いただいたので、軽自動車のミライースで実際に冷やしてみました。
結論から言うと、車内32.6℃が約1時間半で25.6℃まで下がりました。ただ、この記事で一番お伝えしたいのは温度ではなく消費電力の動き方です。
この記事でわかること
- ミライース車内の実測(32.6℃ → 25.6℃/消費電力399W → 185W)
- 旧型PC35と何が違うのか(重量とコンプレッサー方式)
- ダクト式を効率よく使うための窓パネル自作(材料はダイソー)
- 正直に感じた弱点(音・セッティングの手間・車種の限界)
- PC35 PROは販売終了。いま買えるのは通常モデルのPC35という話
先に結論:ミライース車内は32.6℃から25.6℃まで下がった

検証したのは夕方18時52分スタート。ゲリラ豪雨のあとで外気は比較的おだやかな夜でした。車内に置いた温度計が32.6℃・湿度57%。ここからのスタートです。

そして約1時間半後、後部座席に置いた温度計は25.6℃。

正直に言うと、キンキンに冷えたという感じではありません。設定温度を16℃まで下げても、吹き出す風は「ガンガンに冷たい」というよりちょうどいい涼しさで安定していました。ただ、軽自動車の車内で25℃台をキープできるなら、車中泊としては十分快適です。
本題はここ:消費電力が399Wから185Wまで自動で下がる
この機種でいちばん注目してほしいのが、消費電力の動き方です。

立ち上がりは399W。窓用エアコンだと600〜700W使うことを考えると、この時点でもかなり省電力です。

そして車内が冷えてくると185Wまで落ちました。さらに見ていると172W前後まで下がる場面もあります。1時間動かしてポータブル電源の消費が20%だったので、2048Whクラスならおよそ6時間という計算になります。
つまり「2000Wh級のポータブル電源を積んでいれば、車中泊地で一晩まかなえる」という話になります。ここが去年のモデルと決定的に違うところです。
旧型PC35との違いは「重量」と「コンプレッサー」の2つ

① 15.5kg → 10kg(33%の軽量化)

去年のPC35は15.5kgありました。今回は10kg。大きさ自体はあまり変わりませんが、この5.5kgの差は実際に持ってみるとはっきりわかります。撮影中、体勢の悪いところで片手で持ち上げられるくらいでした。
② コンプレッサーがインバーター式になった
こちらが本質的な変更点です。
旧型PC35のコンプレッサーは、私がいつも紹介している窓用エアコンと同じON/OFF式でした。設定温度まで下がるとコンプレッサーが止まり、暑くなるとまた全力で回る。この繰り返しです。しかも窓用エアコンより出力が弱いぶんなかなか止まらず、ほぼ常に最大出力で回り続けていました。音も大きくなります。
PC35 PROはインバーター式なので、冷えてくるとコンプレッサーの出力をゆっくり絞っていきます。これが省電力と静音の両方につながっている、というわけです。実測で399Wから185Wまで落ちたのは、まさにこの制御が効いている証拠です。
ダクト式は「窓パネル」を作らないと本領が出ない

この機種もダクトは1本です。私の動画でいつも言っていることですが、ダクト1本式のまま使うと冷房効率が落ちます。熱をきちんと車外へ逃がしてやらないと、熱交換がうまくいかないからです。
そこで今回も窓パネルを自作しました。ダクトだけを出すのではなく、室外機の部分をまるごと車外へ出すやり方です。
材料はダイソーのカラーボード(100円)

使ったのはダイソーの100円カラーボード。プラダンのほうがしっかりしていて丈夫なんですが、加工のしやすさではカラーボードが上でした。簡単に型を作りたいならこちらがおすすめです。折り曲げには弱いので、テープで補強しています。
型はミライース用のシェードを使って取りました。キチキチにはまるくらいがちょうどいいです。


固定にはダイソーで500円の耐震用家具支え棒を使いました。簡易的なものですが、思った以上にしっかり固定できたので、これからもこれでいこうと思っています。高さが足りない分は緩衝材を挟んでいます。
操作はアプリのほうがわかりやすい

本体のパネルでも操作できますが、アプリのほうが圧倒的にわかりやすいです。冷房・除湿の切り替え、温度設定、風量調整が直感的にできます。5モード+タイマーにも対応しています。
ちなみに冷えてきたら風量を「弱」に落とすのがおすすめです。かなり静かになりますし、弱でも十分涼しい風が出ています。
ドレン水はしっかり出る(受けの準備を忘れずに)

ドレンホースが付属しているので、私はペットボトルで受けました。1時間ほどでもそれなりに溜まっています。これは熱交換がきちんとできている証拠でもあるのですが、受けを用意しておかないと車内が濡れます。
正直に感じた弱点
音は「意外とうるさい」と感じた
立ち上がりの音は、正直うるさいと感じました。去年のモデルでも同じ印象だったので、メーカーさんに確認してみようと思っています。
ただし安定してからはだいぶ静かになります。コンプレッサーが急に入ったり切れたりする旧型より、じわっと出力を変えるインバーター式のほうが耳障りではありません。「静かさ最優先」なら窓用エアコンのほうが上だと思います。
セッティングが面倒
窓パネルを作って、はめて、突っ張り棒で固定して…という作業が毎回必要です。車中泊地に着いてからこれをやると考えると、正直ちょっと仰々しい感はあります。
アルファードクラスの車内全体を冷やすのは厳しい
これは車種の話です。ミライースくらいの車内なら十分ですが、アルファードのような大きな車内を全体的に冷やそうとすると、この出力では厳しいと思います。その場合は窓用エアコンでないと難しいでしょう。
【重要】PC35 PROは販売終了。いま買えるのは通常のPC35
ここが大事なところなのですが、PC35 PROは現在販売終了となっており、今年の再入荷予定はありません。
ただ、通常モデルのPC35は引き続き購入可能で、現在2万円台とかなりお買い得になっています。上で書いたとおりコンプレッサーの方式が違うので持ち時間には差がありますが、冷やす力そのものは十分です。去年の検証ではN-BOXの車内を1時間で31℃から22℃まで下げた実績があります。
「2000Wh級のポータブル電源を持っていて、一晩まるごと動かしたい」ならPRO相当の制御が効いてきますが、数時間の仮眠や、電源に余裕がある使い方なら通常のPC35で十分だと思います。
▼BougeRV PC35 ポータブルエアコン
視聴者様限定クーポン:DKINPC35(最大約45%OFF)
有効期限は2026年8月31日までです。この記事が公開されている時点で残りわずかなので、気になっている方はお早めにご確認ください。
また、BougeRVでは9周年記念セールも開催中で、最大65%OFFになっている商品もあります。
まとめ:狭い車内 × ポータブル電源なら有能
- ミライース車内は32.6℃ → 25.6℃(約1時間半)
- 消費電力は399W → 185Wまで自動で低下。2048Whで約6時間の計算
- 旧型との違いは10kgへの軽量化とインバーター式コンプレッサー
- ダクト式は窓パネルを作って室外機を車外に出すと効率が上がる
- 弱点は音・セッティングの手間・大きい車には力不足
- PROは販売終了。いま買えるのは2万円台の通常PC35
キンキンに冷やすタイプではなく、ちょうどいい涼しさを、少ない電力で長く保つタイプです。ミライースのようにポータブル電源しか積んでいない軽自動車では、かなり有能なエアコンでした。
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なお今回は紹介編です。この機種を使って実際に一晩ミライースで車中泊した実践編も動画で公開しています。ドレン水がどれだけ出たか、朝まで電源が持ったのか、そのあたりはそちらでどうぞ。


