【検証】車中泊で窓用エアコンは炎天下でも冷える?気温35℃超えのアルファードで試した結果…

炎天下のアルファードと窓用エアコンの画像。「炎天下35℃超 窓用エアコンで本当に冷える?真夏日中検証」という文字入り。 車中泊DIY
炎天下で窓用エアコンの実力をガチ検証!果たして車内は快適になるのか?

「夏の車中泊、夜は良くても日中は暑すぎて車内にいられない…」

そんな悩みを抱える車中泊ファンは多いのではないでしょうか。

スポットクーラーで失敗した経験を持つ筆者、でっきんもその一人です。 そこで今回は、リベンジをかけてDIYで取り付けた窓用エアコンが、気温35℃を超える炎天下で本当に車内を冷やせるのか、徹底的に検証しました。

この記事でわかること
  • 窓用エアコンのリアルな冷却性能
  • スポットクーラー(クレクール)との性能比較
  • 日中の車内を快適にするための必須条件(断熱術)
  • 夏の連泊車中泊で本当に必要なバッテリー容量
  • あなたの車中泊スタイルに合ったクーラーの選び方

夏の車中泊を諦めかけている方は、ぜひ最後までご覧ください。

はじめに:窓用エアコンは夏の車中泊の救世主になるか?

夜間は快適に使えることがわかった窓用エアコン。 しかし、本当に知りたいのは**「日中の炎天下で使えるのか?」**という点です。

例えば、RVパークに昼間に到着し、外部電源を使える状況。 この時に窓用エアコンで車内がキンキンに冷えてくれたら、これほど嬉しいことはありません。

去年、スポットクーラーのクレクールでは惨敗した苦い経験がある筆者…。 今年こそ、この窓用エアコンでリベンジなるか!?

【あわせて読みたい】 ※去年の惨敗記録はこちら(笑)↓

2万円で快適!中古スポットクーラーで夏車中泊を乗り切る方法と注意点

炎天下検証の概要

検証の目的:日中のRVパーク利用を想定

今回のミッションは**「炎天下の車内で窓用エアコンを1時間稼働させ、どれだけ室温が下がるか」**を検証することです。日中のRVパークで快適に過ごせるかをシミュレーションします。

検証車両と断熱対策の詳細

ただエアコンを動かすだけでは、絶対に冷えません。 今回の検証では、筆者のアルファードにできる限りの断熱対策を施しました。

  • 車両: アルファード(ルーフテント付き)
  • 断熱①: 全ての窓に断熱シェードを設置
  • 断熱②: 運転席と後部座席の間に間仕切りカーテン
  • 断熱③: 天井の8割を覆うルーフテント(これが最強の断熱材!)
アルファードの車内に設置された断熱シェードと間仕切りカーテン
すべての窓に断熱シェード
でっきん
でっきん

普通のミニバンやと、夏の天井は鉄板焼き状態になる。俺のアルファードはルーフテントが直射日光を防いでくれるから、これがめちゃくちゃ効いてるねん。断熱シェードと組み合わせることで、車内の温度上昇を極限まで抑えるのが勝利の鍵や!

【検証結果】気温35.6℃は1時間でどこまで下がる?

開始時と1時間後の温度変化を比較

時刻は15時半。まだまだ灼熱地獄の中、エアコンを**設定温度20℃**にして検証スタートです。

場所開始時の温度1時間後の温度温度変化
後部座席(冷却エリア)35.6℃28.2℃-7.4℃
運転席(間仕切り外)36.2℃33.5℃-2.7℃
車外36.9℃38.2℃+1.3℃
検証開始時35.6℃と1時間後28.2℃を示す温度計の比較画像
車内温度変化

外の気温はむしろ上昇しているにもかかわらず、車内はしっかり7.4℃も低下しました。 28.2℃であれば、日中でも余裕で車内でくつろげるレベルです。これは大勝利と言えるでしょう。

驚きの冷却性能!スポットクーラーとの比較

去年のスポットクーラー(クレクール)の検証では、逆に温度が上昇するという悲しい結果に終わりました。今回の窓用エアコンの性能がいかに優れているかがわかります。

項目 窓用エアコン(今回) スポットクーラー(去年)
冷却性能(温度変化) -7.4℃ +2.0℃
体感 涼しくて快適 灼熱地獄
日中の実用性 ◎(十分使える) ×(全く使えない)
でっきん
でっきん

いやー、正直ここまで冷えるとは思わんかったわ!去年のクレクールでの失敗があったから、感動もひとしおやな(笑)

【最重要】夏の車中泊を快適にする電源システムのリアルな話

週末1泊に必要なバッテリー容量の目安

筆者の現在のシステム(ポタ電2048Wh + サブバッテリー200Ah ≒ 合計約400Ah)では、夜間にエアコンを使用すると朝にはバッテリー残量が40%まで減少しました。 これでは連泊は不可能です。 「週末車中泊メイン」のスタイルであれば、

  • 1日目はバッテリーで過ごす
  • 2日目はRVパークなどの電源サイトでフル充電する というサイクルを組むのが最も現実的でしょう。
エアコン使用後のポータブル電源とサブバッテリーの残量計が40%を示している様子
サブバッテリー残量

連泊・バンライフに必要な電源システムとは?

本気でバンライフをするなら、消費電力を発電量が上回る「オフグリッド」を目指す必要があります。

【結論】連泊するなら900Ah以上は必須!
本格的なバンライフで夏を乗り切るには、これくらいの設備が必要になるのが現実です。
  • バッテリー容量: 900Ah(約11,520Wh)以上
  • ソーラーパネル: 800W以上

【あわせて読みたい】 ※電源DIYに興味がある方はこちらの記事もどうぞ↓

まとめ:窓用エアコンは夏の車中泊に「買い」か?

今回の検証結果を、他の選択肢と比較しながらまとめます。

項目 窓用エアコン 12Vクーラー等 スポットクーラー
冷却性能 △~×
導入費用 ◎(中古なら格安) ×(高価)
設置難易度 △(DIYの工夫が必要) ×(専門知識が必要) 〇(手軽)
総合評価 週末DIY派に最適! 本格バンライフ派向け 手軽さ重視派向け

17万円もする「ラ・クール」が売り切れだったり、12Vクーラーは設置のハードルが高かったりする中で、中古で2万円で手に入れたこの窓用エアコンは、間違いなくコストパフォーマンス最強の夏の救世主です。

DIYで工夫する手間はありますが、その価値は十二分にあると断言できます。

“”結論としてはこのエアコンは買い!””

今回の検証の様子は、動画でも詳しく解説してるから、ぜひ合わせてみてください!

今年の夏は、この相棒と一緒に様々な場所へ旅に出ようと思いますので、今後の活動もぜひチェックしてください!!

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