【結論】車中泊の電源はサブバッテリーとポータブル電源どっちが最強?2年使って分かった真実

ポータブル電源とサブバッテリーを左右に並べ、「結局どっちがいいの??」という文字が書かれている比較画像 車中泊便利グッズ
2年以上使い倒したからこそ分かる、それぞれの本音のメリット・デメリットを解説します。

どうも、でっきんです! 車中泊を始めるとき、誰もが一度は悩む問題があります。 それは**「電源システム、サブバッテリーとポータブル電源、結局どっちがいいの?」**という問題です。

悩むおじさん
悩むおじさん

ポータブル電源は手軽そうだけど、容量が不安だし、壊れやすいって聞くなあ…

サブバッテリーは本格的で良さそうだけどDIYが難しそうだし、お金もかかりそう

そんな悩みに対して、今回はハッキリと結論を出したいと思います! 私自身、この2つの電源システムを2年以上ガッツリ併用してきた経験から、それぞれのメリット・デメリット、そして**「今、本気でおすすめするのはどっちか?」**を徹底的に解説していきます。

でっきん
でっきん

こんにちは! YouTubeチャンネル「でっきんの車中泊チャンネル」で登録者1.2万人、本業はエアコン清掃業のでっきんです。 プロの知識を活かして、車中泊における「エアコン」「電力システム」「DIY」について、どこよりも詳しく、そして正直に情報を発信しています。 「もっと詳しく知りたい!」という方は、ぜひこちらのプロフィールもご覧ください。

この記事でわかること
  • ポータブル電源とサブバッテリーの「本当の」メリット・デメリット
  • 2年以上使ってわかった「壊れやすさ」の真実
  • なぜ今、サブバッテリーDIYのハードルが劇的に下がっているのか/li>
  • 結論、あなたが選ぶべき電源システムはどっちか/li>
どっちが良いか悩んでる方は必読です!

【結論】私が「サブバッテリーシステム」をおすすめする理由

いきなり結論から言いますが、私が今本気でおすすめしたいのは**「サブバッテリーシステム」**です。

もちろん、ポータブル電源にもたくさんのメリットがあります。 ですが、両方を2年以上使い込んできて、「長く」「安定して」車中泊を楽しむなら、サブバッテリーシステムに軍配が上がると感じています。

でっきん
でっきん

もちろん、これは私の独断と偏見も含まれています(笑) でも、両方を実際に買って、壊して、修理して…を繰り返してきたリアルな経験からお話しするので、かなり参考になるはずですよ。

まずは、多くの人が選ぶポータブル電源のメリットと、私が感じている「落とし穴」からお話しします

比較(1) ポータブル電源のメリットと「致命的なデメリット」

車中泊を始める人の多くが、最初にポータブル電源を選びます。 その理由は圧倒的な「手軽さ」です。

メリット(1):買ってすぐに使える

最大のメリットはこれ。通販でポチれば、届いたその日にもう車中泊に行けます。 DIYの知識も工具も一切不要。これは本当に魅力的です。

メリット(2):家で急速充電ができる

これもサブバッテリーには無い、大きな強みです。 最近のポータブル電源は充電速度がとんでもなく速いですよね。

でっきん
でっきん

例えば2000Whクラスの大容量モデルでも、家のコンセントからなら1時間ちょっとで80%とか、2時間もあれば満充電できちゃう。 うっかり充電を忘れても、車中泊に出かける準備をしてる間にすぐ回復できるのは、本当に便利です。

致命的なデメリット:ある日突然「鉄くず」になる

しかし、私が何度も経験してきた最大のデメリットがあります。 それは**「基盤が壊れやすい」**ことです。

ポータブル電源は、バッテリー、インバーター、充電器、BMS(バッテリーマネジメントシステム)などがすべて一体化した「精密機器」です。 そのため、どれか一つの基盤が壊れると、もう電源が入らなくなり、ただの重たい箱になってしまうんです。

でっきん
でっきん

中のバッテリーセル自体は元気でも、液晶がつかない、AC出力だけできない…といった故障を、私は何度も経験してきました。 保証期間内ならいいですが、切れた瞬間に壊れると、高額な修理費がかかるか、最悪の場合「廃棄するしかない」という状況になります。これが本当に怖い。

比較(2) サブバッテリーシステムのメリットと「解消されたデメリット」

次に、私がおすすめするサブバッテリーシステムです。

メリット(1):圧倒的に「壊れにくい」

サブバッテリーシステムは、各パーツが独立しています。

  1. バッテリー本体(電気を貯める)
  2. インバーター(AC100Vを作る)
  3. 走行充電器(走行中に充電する)

もしインバーターが壊れても、インバーターだけを買い替えればOK。バッテリーはそのまま使えます。 構造がシンプルな分、ポータブル電源に比べて圧倒的に「故障リスクが分散されている」のが強みです。

でっきん
でっきん

私の経験上、バッテリー本体はそうそう壊れません。壊れる可能性があるのは、熱を持つインバーターや充電器。 サブバッテリーなら、そこだけを1万円〜2万円で交換すればシステムが復活します。ポータブル電源が丸ごと壊れるリスクと比べると、この差はめちゃくちゃ大きいですよ。

メリット(2):走行充電の手間はポタ電と変わらない

「でも、サブバッテリーの走行充電って、DIYが大変なんでしょ?」と思いますよね。 実は、最近のポータブル電源も、効率よく走行充電するために「オルタネーターチャージャー(EcoFlow)」や「チャージャー1(BLUETTI)」といった専用品が出ています。

これ、結局やることは、車のメインバッテリーから太い配線を車内に引き込むという、サブバッテリーシステムのDIYと全く同じ作業なんです。

でっきん
でっきん

どうせ同じ「車内への配線引き込み」という一番大変な作業をするなら、壊れにくくて長く使えるサブバッテリーシステムを組んだ方が、絶対に合理的だと思いませんか? どっちを選んでも、一番面倒な作業は同じなんです。

過去のデメリット:DIYの配線が複雑だった

とはいえ、サブバッテリーシステムにも大きなデメリットがありました。 それは、バッテリー残量を正確に知るために**「バッテリーモニター(シャント抵抗)」**という別の機器を設置する必要があり、その配線が非常に複雑で面倒だったことです。

でっきん
でっきん

でっきん 私も昔、このモニターの配線に苦労しました。「今どれくらい電気が残ってるか」が正確にわからないと不安ですからね。 これが、初心者がサブバッテリーDIYに踏み切れない大きな壁でした。

【常識激変】サブバッテリーDIYのハードルが劇的に下がった!

しかし、その最大のデメリットが、技術の進歩によって解消されました。 今回紹介する「Litime」のバッテリーがその象徴です。

このバッテリー、何がすごいかと言うと…

Bluetooth搭載で「バッテリーモニターが不要」に!

なんと、Bluetoothでスマホアプリに接続できるんです。

Litimeバッテリーのスマホアプリ画面。バッテリー残量(%)や、現在の入出力ワット数が表示されている。
スマホから容量を監視できる

これにより、

  • 現在のバッテリー残量(%)
  • 今、何ワットで充電されているか(充電中かどうかが一目瞭然!)
  • 今、何ワット消費しているか
  • バッテリーセルの温度や状態

これら全てが、スマホ一台で丸わかりになります。 つまり、あの面倒だったバッテリーモニターの設置と配線が、一切不要になったんです!

でっきん
でっきん

これは革命的です。サブバッテリーDIYで一番ややこしかった配線作業が一つ丸ごと無くなったことで、DIYのハードルが劇的に下がりました。 配線がシンプルになる=DIYの失敗リスクも減る、ということです。

この「Litime」は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの老舗メーカーで信頼性も抜群。 1280Whという大容量ながら非常にコンパクトで、価格も昔と比べて信じられないくらい安くなっています。(昔は5〜6万したものが、今や3万円台で買えることも…)

比較(3) サブバッテリーの「弱点」

もちろん、サブバッテリーにも弱点はあります。 それは、ポータブル電源のメリットの裏返しです。

弱点:家からの充電が「遅い」

サブバッテリーシステムは、基本的に車に積みっぱなしで「走行充電」か「ソーラー充電」で運用するのがメインです。 もしバッテリーが空になって、家のコンセントから充電しようとすると、ポータブル電源のようにいきません。

でっきん
でっきん

例えば、私が使っているような充電器だと、1時間に8A(約100W)くらいでしか充電できません。 100Ah(1280Wh)のバッテリーを空から満タンにするには、単純計算で10時間以上かかってしまいます。 もちろん高性能な急速充電器もありますが、それ自体が数万円と高価なんです。

「車中泊から帰ってきたら、次の日のためにすぐ満充電にしたい」という使い方には、ポータブル電源のほうが圧倒的に便利ですね。

【比較表】ポータブル電源 vs サブバッテリー

比較項目ポータブル電源サブバッテリーシステム
手軽さ◎(買ってすぐ使える)△(DIYが必要)
DIY難易度◎(不要)○(※Bluetooth型なら劇的に簡単化)
耐久性△(一体型で基盤が壊れやすい)◎(セパレート型で壊れにくく修理も安価)
家庭充電◎(1〜2時間で急速充電)×(専用充電器が必要で時間もかかる)
走行充電△(専用品が必要で手間は同じ)○(手間は同じだが、こちらが本命)
拡張性×(容量や出力は固定)◎(バッテリー増設、インバーター交換が自由)

結論:あなたはどっちを選ぶべき?

ここまでの話をまとめます。

ポータブル電源がおすすめな人

  • DIYは絶対にやりたくない。
  • 車中泊は年に数回しか行かない。
  • 毎回、家で充電してから持って行くのが苦にならない人。
  • 車を乗り換える可能性が高い人(載せ替えが楽)。

サブバッテリーシステムがおすすめな人

  • 車中泊に頻繁に行く(走行充電の恩恵が最大になる)。
  • 一度組んだら「長く」「安定して」使える電源が欲しい。
  • DIYに挑戦してみたい(Bluetooth型バッテリーで今がチャンス!)
  • 自分の車に最適化された「自分だけの電源システム」を構築したい。

どうせ走行充電の配線を引くなら、私は絶対にサブバッテリーシステムをおすすめします。

動画で見る「サブバッテリーVSポータブル電源」

今回の比較と、Litimeバッテリーの詳しいアプリの動作は、YouTube動画でさらに詳しく解説しています! 実際の配線のイメージなども掴みやすいと思うので、ぜひこちらもご覧ください。

【電源システムの関連情報もチェック!】

今回の記事読んでくれてありがとうな! この記事で「サブバッテリーDIY、ちょっと面白そうかも」と思った人は、ぜひ下のDIY解説記事も読んでみてくれ!

今後も「でっきんの車中泊ライフ」をどうぞよろしくお願いいたします!

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