前回の記事では、「サブバッテリーシステム」と「ポータブル電源」、結局どっちがいいの?という究極のテーマについて語りました。
今回はその続編として、それぞれの心臓部となる**「走行充電器」**にフォーカスを当てていきます!
比較するのはこの2台。
- ポータブル電源用充電器の革命児:BLUETTI『Charger 1』
- サブバッテリーシステムの王道:Renogy『走行充電器 50A』
どちらも車中泊界隈では非常にホットなアイテムですが、**「結局、どっちが使いやすいの?」「自分にはどっちが合ってるの?」**と悩んでいる方も多いはず。
そこで今回は、両方のシステムを実際に構築・使用してきた僕が、配線のしやすさ、充電能力、機能性、そしてコストまで、忖度なしで徹底比較します!
- RenogyとCharger 1、それぞれの決定的な違い
- DIY初心者でもできるのはどっち?(配線の難易度)
- 充電スピードと機能性の比較
- トータルコストで見た時のお得感
- 【結論】あなたにおすすめなのはこっち!

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エントリーNo.1:サブバッテリーの王道「Renogy(レノジー)」
まずは、サブバッテリーシステムを組むならこれ!という定番中の定番、Renogy(レノジー)の走行充電器です。
メリット:ハイパワー&ソーラー同時入力
Renogyの最大の特徴は、その充電能力の高さです。 最大50A、電力にして約660W〜700Wという大電流で、サブバッテリーを爆速で充電できます。100Ahクラスのバッテリーなら、ちょっと走ればすぐに満充電になるレベルです。
さらに、ソーラーパネルからの入力もこれ1台で制御できます。 「走行充電 + ソーラー充電」を自動で切り替えたり、同時に行ったりできるのは、本格的なシステムを組む上で非常に大きなメリットです。
デメリット:配線が複雑で重い
一方で、デメリットは**「施工のハードルが高い」**ことです。
- 本体が大きく、重い。
- 大電流を扱うため、配線が太く取り回しが大変。
- ヒューズ、バッテリーモニター、温度センサーなど、接続すべき配線や周辺機器が多い。
「電気の知識があって、ガッツリDIYを楽しみたい!」という人には最高ですが、初心者には少し敷居が高いかもしれません。
エントリーNo.2:ポタ電界の革命児「BLUETTI Charger 1」
次に、最近話題沸騰中のBLUETTI『Charger 1』です。 本来はポータブル電源を充電するための機器ですが、その使い勝手の良さが注目されています。
メリット:圧倒的に簡単&アプリが神
Charger 1の最大の魅力は、**「施工の簡単さ」と「アプリの優秀さ」**です。
- 配線がシンプル: メインバッテリーから引っ張ってきて繋ぎ、あとはポタ電に繋ぐだけ。ヒューズ(ブレーカー)も1つでOK。
- 本体が軽量・コンパクト: 設置場所を選びません。
- アプリで完結: 充電状況の確認はもちろん、電圧の調整などもスマホアプリで直感的に操作できます。別途モニターを買う必要がありません。
デメリット:出力はそこそこ&ソーラー入力なし
最大出力は560Wと、Renogyに比べると少し控えめです(それでも十分ハイパワーですが)。 また、ソーラーパネルからの入力機能はないため、ソーラー充電もしたい場合は別途コントローラーが必要になります。
【直接対決】5番勝負!どっちが買い?
それでは、項目別に白黒つけていきましょう。
① 施工のしやすさ
- Renogy: △(配線複雑、太いケーブルが必要)
- Charger 1: ◎(シンプル、細めのケーブルでOK)
これはCharger 1の圧勝です。DIY初心者でも比較的簡単に導入できます。
② 充電能力
- Renogy: ◎(最大約700W)
- Charger 1: 〇(最大560W)
パワー重視ならRenogyです。ただし、Charger 1もポタ電用としては十分すぎるスペックです。
③ 機能性(拡張性)
- Renogy: ◎(ソーラー入力あり)
- Charger 1: 〇(アプリ制御が優秀)
「ソーラーもまとめて管理したい」ならRenogy、「スマホで手軽に管理したい」ならCharger 1。ここは好みによります。
④ コストパフォーマンス
ここが意外なポイントです。 本体価格だけ見ると、Renogyが約25,000円、Charger 1が約33,000円と、Renogyの方が安く見えます。
しかし、Renogyの場合、Bluetoothモジュール、各種ヒューズ、太いケーブル、圧着端子などを買い揃えると、トータルコストはCharger 1とほとんど変わらなくなります。 Charger 1はアプリ機能内蔵で周辺パーツも少なくて済むため、実質的なコスパは互角か、手間を考えればCharger 1の方が高いと言えるかもしれません。

Renogyは玄人向けで拡張性が高いけど、その分パーツ代も嵩むんよな。Charger 1は「これ買っとけばOK」っていうパッケージ感が強いから、初心者の人には計算しやすくておすすめやで。
結論:あなたにおすすめなのはこっち!
比較の結果、僕が導き出した結論はこちらです。
【Renogy 走行充電器】がおすすめな人
- 本格的なサブバッテリーシステムを「自作」したい人
- 電気の知識があり、配線作業を楽しめる人
- ソーラーパネルと走行充電を1台で制御したい人
- とにかく充電スピード(パワー)を最優先したい人
【BLUETTI Charger 1】がおすすめな人
- 手持ちの「ポータブル電源」を車で快適に充電したい人
- DIYは初めてで、配線作業をなるべく簡単に済ませたい人
- スマホアプリで手軽に充電状況を確認・管理したい人
- オルタネーターの出力に合わせて、細かく充電電圧を調整したい人
まとめ:自分のスタイルに合わせて最適な一台を!
今回は、走行充電器の2大巨頭を比較しました。
個人的な感想としては、**「今からゼロベースで、手軽に車中泊電源を整えるなら、ポータブル電源 + Charger 1 の組み合わせが最強」**だと感じました。 やはり、施工の簡単さとアプリの使い勝手の良さは、現代の車中泊スタイルに非常にマッチしています。
一方で、「自分だけの最強システムを作り上げたい!」というDIY魂あふれる方には、やはりRenogyの拡張性とパワーが魅力的です。
あなたの車中泊スタイルとDIYスキルに合わせて、最適な一台を選んでください!
↓動画では、両方の実機を見せながら、さらに詳しい配線の違いやアプリ画面などを解説してるで!↓
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今回の記事、読んでくれてありがとうな! 電源周りの強化に興味がある人は、こっちの記事も参考になると思うで!
- 【車中泊電源2025】サブバッテリー vs ポータブル電源|2年使って出した結論と、おすすめはコレ!
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今後も「でっきんの車中泊ライフ」をどうぞよろしくお願いいたします!


