【解決策】BLUETTI Charger 1が充電しない!?その原因は「電圧設定」かも。アルファードで起きた実例を解説

BLUETTI Charger 1 走行充電器とスマホアプリの設定画面 車中泊
「充電されない!」と焦る前に。アプリの設定を一つ変えるだけで解決するかも?

どうも、でっきんです! 最近、話題の走行充電器**「BLUETTI Charger 1」**。 私の動画を見て導入してくれた方も多いと思います。ありがとうございます!

でも、先日視聴者さんからこんなSOSが届きました。

「でっきんさん、Charger 1を取り付けたんですが、全然充電されないんです…不良品でしょうか?」

結論から言います。 それ、不良品じゃない可能性が高いです。 原因は、「車の発電電圧」と「Charger 1の設定」のミスマッチにあるかもしれません!

今回は、実際にアルファード10系で起きたトラブル事例を元に、**「充電されない時の対処法」**をシェアします。これを知らないと、せっかくの高性能チャージャーがただの箱になってしまいますよ!

でっきん
でっきん

こんにちは! YouTubeチャンネル「でっきんの車中泊チャンネル」で登録者1.2万人、本業はエアコン清掃業のでっきんです。 プロの知識を活かして、車中泊における「エアコン」「電力システム」「DIY」について、どこよりも詳しく、そして正直に情報を発信しています。 「もっと詳しく知りたい!」という方は、ぜひこちらのプロフィールもご覧ください。

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この記事でわかること

  • ✅ Charger 1が「充電しない・途切れる」本当の原因
  • ✅ アルファードなどの「低電圧オルタネーター」の罠
  • ✅ アプリで変更すべき「入力電圧設定」の具体的な数値
  • ✅ バッテリー上がりを防ぐための必須条件(ACC配線)

トラブル発生!「充電マークがついたり消えたり…」

相談をくれたのは、アルファード10系に乗っている視聴者のKさん。 ポータブル電源はEcoFlow DELTA 2 Maxを使用されています。

症状としては、

  • エンジンをかけても充電が始まらない。
  • 始まってもすぐに切れてしまう。
  • アクセルを吹かすとたまに充電される。

配線は間違っていないはずなのに、なぜ…? 詳しく話を聞いていくうちに、ある「原因」が浮かび上がってきました。

原因は「オルタネーターの電圧不足」だった!

最近の車や一部の車種(アルファード10系など)は、燃費を良くするために、走行中の発電電圧をこまめに制御しています。

通常、車のバッテリー電圧は12Vですが、走行中はオルタネーター(発電機)が動いて14V前後になります。 しかし、エアコンを使っていたり、負荷がかかっていたりすると、電圧が13.2V〜13.5Vくらいまで落ちることがあるんです。

Charger 1の初期設定の罠

一方で、BLUETTI Charger 1の初期設定(またはオート設定)では、 「入力電圧が13V(あるいはそれ以上)ないと充電を開始しない」 という設定になっていることが多いんです。

つまり…

  1. 車の電圧が13.2Vに下がる
  2. 配線抵抗でさらに少し下がる
  3. Charger 1「あれ?電圧低いな。エンジン止まってる?」と勘違い
  4. 充電ストップ!

これが、充電されたりされなかったりする原因です。 AFERIYなどの他社製チャージャーは、この基準がもっと低く(12.5Vくらい)設定されているため、何もせずに動くことが多いんですが、Charger 1はちょっと賢すぎて繊細なんですね。

CHARGER1の充電の仕組みを解説しているイラスト

解決策】アプリで「入力電圧」を下げろ!

原因がわかれば対策は簡単です。 BLUETTIのスマホアプリを使って、Charger 1の設定を変更しましょう。

設定変更の手順

  1. スマホとCharger 1をBluetooth接続する。
  2. 設定画面を開く。
  3. 「入力電圧(開始電圧)」の設定値を下げる。

具体的には、**「30〜40V」**くらいまで下げてみてください。 Kさんの場合も、この設定を40Vに変更したところ、嘘のように安定して充電されるようになりました!

BLUETIIのアプリからCHARGER1の電圧の設定を変えている図解

【超重要】ACC配線は必須です!

ここで一つ、絶対に守ってほしい注意点があります。 入力電圧の閾値を12V(あるいは11V台)まで下げる場合、必ず「ACC(アクセサリー)配線」を接続してください。

もし、バッテリー直結(常時電源)の状態で、ソフト側の設定だけを12Vに下げてしまうとどうなるか? エンジンを切っても、メインバッテリーの電圧が12Vを切るまで、Charger 1が電気を吸い続けてしまいます。

結果、朝起きたらメインバッテリーが上がってエンジンがかからない…という大惨事になります。

  • ACC連動モードにする(エンジンON/OFFをチャージャーに知らせる)
  • その上で、入力電圧設定を下げる

この組み合わせが正解です!

まとめ:不良品と疑う前に「設定」を見直そう

BLUETTI Charger 1は、アプリで細かく設定できるのが最大のメリットですが、逆に言えば設定次第で動かなくなることもあります。

特に、

  • 年式の古いミニバン
  • 充電制御車(最近の燃費重視の車)
  • 長い配線を使っている場合(電圧降下が起きやすい)

こういった条件では、初期設定のままでは動かないことがあります。 「壊れた!?」と焦る前に、一度アプリを開いて、電圧の設定値を見直してみてください。

もしこの記事で解決しなかったら、ぜひYouTubeのコメント欄で教えてください。一緒に原因を探りましょう!

動画で見る「Charger 1 設定トラブル解説」

具体的な電圧の挙動については、YouTube動画でさらに詳しく解説しています。

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今後も「でっきんの車中泊ライフ」をどうぞよろしくお願いいたします!

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