【実測-13℃】ペルチェ式シートクーラーで座面が37℃→24.8℃に|ただし車中泊では使えません

ペルチェ式水冷シートクーラー 動画サムネイル 車中泊便利グッズ

※本記事はメーカー様より製品のご提供を受けて作成しています。ただし温度はすべて私が実際に測ったもので、向かない使い方についてもそのまま書いています。

炎天下に停めた車に乗り込んだとき、シートが熱いのが地味にしんどくないですか。エアコンをかけても、背中とお尻に触れている部分だけはなかなか冷えません。

今回はそこを物理的に冷やす、ペルチェ式の水冷シートクーラーを使ってみました。私はシートクーラーというものを使うのが初めてで、正直「そんなに変わるか?」と思っていたんですが——

炎天下で37℃あった座面が、5分で24.8℃になりました。

座面温度の実測結果。37℃から24.8℃へ
公称マイナス10℃に対して、実測は13℃下がった

ただしこの製品には、はっきり向かない使い方があります。そこも含めて実測データで書いていきます。

この記事でわかること

  • 座面の温度が実際にどこまで下がったか(実測)
  • 水冷なのに水を入れなくていい理由(仕組み)
  • シガーソケットの容量ギリギリという注意点
  • 締め切った車内の車中泊では使えない理由

水冷なのに、水を入れる必要がない

冷たい水が循環するレーンが敷かれたペルチェ式シートクーラー
シートに水が通るレーンが張り巡らされている

シートを見ると、細いレーンが張り巡らされています。ここを冷たい水が循環して、座面をずっと冷やし続ける仕組みです。

「水冷って、氷とか水を補充するんちゃうん?」と思うところですが、この製品は補充が要りません。密閉された水が回り続けるだけなので、設置したらすぐ使えます。

ペルチェ素子とアルミフィンが入った冷却ユニット本体
ペルチェ素子とアルミフィンが入った本体ユニット

水を冷やしているのが、この本体に入っているペルチェ素子です。電気を流すと片面が冷えて片面が熱くなる、という半導体の部品ですね。

ペルチェ式水冷シートが冷える仕組み
吸気からシート循環まで

流れとしては、ファンで空気を吸い込んで、アルミフィンで熱交換して、冷えた側で水を冷やす。その水がシートを回っていく、という構成です。

ここで大事なのが、熱い側の空気は本体の後ろから排出されるということ。この排熱が、あとで効いてきます。

設置は5分もかからない

運転席の座面にシートクーラーをセットしてベルトで固定する
座面に置いて、ベルトを後ろで留めるだけ

シートに置いて、首まわりと腰まわりのベルトを後ろで留めるだけです。本体はゴムで椅子に引っ掛けて固定します。工具はいりません。

座ってみても違和感はまったくなくて、座り心地も悪くなりませんでした。

電源はシガーソケットから

電源はシガーソケットから取る。付属アタッチメントにUSBポートつき
シガーソケットに挿すだけ。ACCで動く

電源はシガーソケットです。ACC電源でも動くので、エンジンをかけていなくても使えます。

シガーソケット電源の注意点。強で約75W
ここは知っておいたほうがいい

ただし強で使うと約75Wです。シガーソケットの容量は一般的に120W前後なので、けっこう際どい数字になります。

付属のアタッチメントにPD30WとQC18Wのポートが付いていて、スマホを充電しながら使えるようになっています。便利なんですが、75W+30Wで100Wを超えると容量オーバーの恐れがあります。同時に使うときは意識しておいてください。

実測|37℃の座面が24.8℃になった

炎天下に置いた車の座面は37℃近くまで上がっている
炎天下に置いた黒いシート。36〜37℃ある

まず、太陽に当たっていた状態の座面を測ります。37℃近くありました。5月下旬でこれなので、真夏はもっと上がります。

冷却5分後の座面は24.8℃。公称を上回る13℃の低下
エンジンをかけて5分後。24.8℃

電源を入れて5分ほどで24.8℃まで落ちました。

この製品はマイナス10℃を謳っているので、37℃なら27℃まで下がれば公称どおりということになります。実測は24.8℃=13℃の低下で、公称値を上回りました。

走ってみた感想

シートクーラーを使いながら運転しているところ
背中とお尻がずっと冷えている状態で運転できる

これは正直、かなり気持ちいいです。背中とお尻が冷え続けているだけで、こんなに違うのかと思いました。

途中で助手席(シートクーラーなし)に座り替えたんですが、座った瞬間に「全然ちゃう」となりました。体感の差はそれくらいあります。

特に効くと思ったのが軽自動車です。軽はコンプレッサーの都合でアイドリング中のエアコンが弱いので、信号待ちや停車中に効きが落ちます。そこを背中側から補ってくれる感覚でした。

シートを倒して仮眠。アイドリング中でも背中が冷たい
シートを倒しての仮眠にも使える

シートを倒して仮眠するときにも使えます。アイドリング中でエアコンが弱まっていても、背中は冷たいままなので快適でした。

⚠️ 締め切った車内での車中泊には使えません

ここが一番書いておきたいところです。

ペルチェ素子の排熱は43.4℃。ここが車中泊で問題になる
排熱部分の温度は43.4℃

さっき「熱い側の空気は後ろから出る」と書きました。その排熱を測ったら43.4℃でした。

つまり40℃を超える風が、足元でずっと出続けているということです。

使っていい場面とダメな場面の比較
使っていい場面とダメな場面

運転中はエアコンが効いているので、この排熱はかき消されます。実際に走っているあいだ、足元が暑いとはまったく感じませんでした。

問題は、エンジンを切って締め切った車内で使う場合です。冷房がない状態で40℃超の風を出し続けたら、背中は冷たいのに室温だけが上がっていくという地獄になります。

車中泊で使うなら換気が必須です。というより、この製品はもともとシート用に設計されたものなので、「目的地まで運転する」「停車して仮眠する」という使い方がいちばん合っています。ベッドで寝るときに使うものではありません。

まとめ|運転する人には本気でおすすめできる

  • 座面が37℃ → 24.8℃(公称-10℃を上回る-13℃)
  • 冷えるまで約5分。水の補充は不要
  • 強で75W。シガーソケットの容量に注意
  • 排熱が43.4℃。締め切った車内では使わない

私はシートクーラーを使うのが初めてだったので、正直ここまで違うとは思っていませんでした。日中に運転する時間が長い人、とくにアイドリング中の冷房が弱い軽自動車に乗っている人には、かなり効くアイテムだと思います。

逆に、車中泊で寝るときの冷却を探している人には向きません。そこは別のアイテムを探したほうがいいです。

あわせて読みたい

同じ軽自動車の夏対策なら、まずこの3点からです
こちらの記事を読む

ほかの冷却アイテムもまとめています
こちらの記事を読む

シガーソケットの容量には要注意。発熱トラブルの話はこちら
こちらの記事を読む

▼動画でも詳しく解説してるで!

タイトルとURLをコピーしました