「あれ?秋ってあったっけ…?」
そう思ってしまうほど、2025年の秋はあっという間に過ぎ去り、急激に冬の寒さがやってきました。 ついこの間の車中泊イベントでは「まだクーラーいるかも?」なんて話していたのに、もう朝晩は暖房なしでは過ごせないほどの冷え込みです。
そこで今回は、冬の車中泊の必需品である暖房器具について、緊急企画をお届けします! 永遠のテーマとも言える**「ガスストーブ vs 電気ストーブ」。 僕が実際に愛用しているイワタニ『マイ暖』と低電力セラミックファンヒーター**を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリット、そして2025年の冬、あなたがどちらを選ぶべきかのヒントを提示します。

こんにちは! YouTubeチャンネル「でっきんの車中泊チャンネル」で登録者1.2万人、本業はエアコン清掃業のでっきんです。 プロの知識を活かして、車中泊における「エアコン」「電力システム」「DIY」について、どこよりも詳しく、そして正直に情報を発信しています。 「もっと詳しく知りたい!」という方は、ぜひこちらのプロフィールもご覧ください。
- ガスストーブ(マイ暖)のメリット・デメリット(2025年視点)
- 電気ストーブ(低電力セラミックファンヒーター)のメリット・デメリット(2025年視点)
- 暖かさ、安全性、コスト、使い勝手の徹底比較
- 氷点下での注意点のおさらい
- 結局、あなたにおすすめなのはどっち?
選手紹介:それぞれの特徴をおさらい
まずは、今回比較する2つの暖房器具の特徴を簡単におさらいしましょう。
エントリーNo.1:イワタニ カセットガスストーブ『マイ暖』
- 動力源: カセットガス(CB缶)
- 暖房方式: 輻射熱
- メリット: 電気が不要、速暖性が高い、燃料入手が容易、安全装置が充実
- デメリット: 火気使用のリスク(換気必須)、ランニングコスト(ガス代)、氷点下での使用に工夫が必要
👉 『マイ暖』の詳しいレビュー記事はこちら 👉 氷点下での使い方・注意点はこちら
エントリーNo.2:低電力セラミックファンヒーター
- 動力源: 電気(AC電源)
- 暖房方式: 温風
- メリット: 安全性が高い(火を使わない)、本体価格が安い、コンパクトで軽量
- デメリット: 大容量のポータブル電源が必須、空間全体の暖まりはガスに劣る、氷点下でポータブル電源が動かない可能性
👉 低電力セラミックファンヒーターの詳しいレビュー記事はこちら
【徹底比較】5つのポイントでジャッジ!
それでは、5つの重要なポイントで両者を比較していきます。
① 暖かさ(速暖性・暖房能力)
- マイ暖(ガス): ★★★★★
- セラミックヒーター(電気): ★★★☆☆
速暖性と空間全体を暖める能力は、やはり『マイ暖』に軍配が上がります。 点火してすぐに輻射熱で周囲が暖かくなり始め、狭い車内なら短時間でポカポカになります。 一方、セラミックヒーターは温風が出るまで少し時間がかかり、温風が当たる場所は暖かいですが、空間全体が暖まるには時間がかかります。
② 安全性
- マイ暖(ガス): ★★★☆☆ (※正しい使用が前提)
- セラミックヒーター(電気): ★★★★★
安全性ではセラミックヒーターが圧倒的に有利です。 火を使わないため、一酸化炭素中毒や火災のリスクは基本的にありません(※電気的なショートなどは除く)。転倒時自動OFF機能も付いています。 『マイ暖』も優れた安全装置を備えていますが、火気である以上、換気の徹底や就寝時の消火など、使う側の注意が不可欠です。
③ コスト(導入費・燃料費)
- 導入費:
- マイ暖:約1万円〜
- セラミックヒーター:約3,000円〜 (安い!)
- 燃料費(ランニングコスト):
- マイ暖:ガス缶1本(約200円)で約3時間 (やや高い)
- セラミックヒーター:電気代(ポタ電充電代) (使い方による)
導入費はセラミックヒーターが圧倒的に安いです。ただし、セラミックヒーターを使うには大容量のポータブル電源が別途必要になるため、トータルコストでは逆転する可能性もあります。 ランニングコストは、使い方にもよりますが、ガス缶代の方が高くつく傾向にあります。ただし、アイドリングで暖房するガソリン代よりは、どちらも圧倒的に安上がりです。
④ 使い勝手(手軽さ・燃料/電源の確保)
- マイ暖(ガス): ★★★★☆
- セラミックヒーター(電気): ★★★☆☆
燃料(ガス缶)の入手しやすさでは『マイ暖』が有利。 コンビニでも買える手軽さは大きな魅力です。 一方、セラミックヒーターは**電気(ポータブル電源の充電)**がなければただの箱。充電環境がない場所での連泊には向きません。ただし、操作自体はスイッチを入れるだけなので非常に手軽です。
⑤ 氷点下での使用
- マイ暖(ガス): ★★★☆☆ (※寒冷地用ガス缶または対策が必要)
- セラミックヒーター(電気): ★★☆☆☆ (※ポータブル電源の保温対策が必要)
前回の記事でも解説した通り、どちらも氷点下ではそのまま使えない可能性があります。 『マイ暖』はガス缶が冷えると点火せず、セラミックヒーターはポータブル電源が冷えると起動しません。 どちらを使うにしても、寒冷地用ガス缶の準備やポータブル電源の保温といった対策が必須となります。
結論】2025年冬、あなたにおすすめなのはどっち?
これまでの比較を踏まえ、僕が考えるおすすめのタイプは以下の通りです。
- とにかくすぐに、パワフルに暖まりたい
- 電源がない場所で暖を取りたい
- ポータブル電源の容量に不安がある
- 換気などの安全管理を徹底できる
- 安全性と手軽さを最優先したい
- 大容量のポータブル電源を持っている
- 導入コストを抑えたい
- 就寝時も(電気毛布などで)電気を使いたい

ちなみに俺は、結局<b>両方持っていくことが多いな(笑) すぐに暖まりたい時は『マイ暖』、その後じっくり暖まるならセラミックヒーター、みたいに使い分けるのが最強かもしれん。どっちか一つを選ぶなら、自分のスタイルと持ってる電源環境に合わせて決めるのが一番やで!
まとめ:備えあれば憂いなし!最適な暖房で冬の車中泊を楽しもう
今回は、冬の車中泊暖房の二大選択肢であるガスストーブと電気ストーブを比較しました。 それぞれに一長一短があり、どちらが絶対的に優れているというものではありません。
大切なのは、それぞれの特性を理解し、自分の車中泊スタイルや環境に合ったものを選ぶこと、そして安全な使い方を徹底することです。
本格的な冬はもうすぐそこ。 この記事を参考に、あなたにとって最高の暖房器具を見つけ、安全で快適な冬の車中泊を楽しんでください!
↓動画では、両方のストーブの実際の稼働時間などの比較もしてるで!↓
【冬の車中泊シリーズもまとめてチェック!】
今回の記事、読んでくれてありがとうな! 冬の車中泊に関する他の記事も読んで、寒さ対策を万全にしてや!
- 【冬の車中泊の注意点】氷点下では暖房が使えない!?ポータブル電源とガスストーブの落とし穴
- 【4000円以下!】冬の車中泊に最適!400Wで動く低電力セラミックファンヒーターをガチレビュー
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今後も「でっきんの車中泊ライフ」をどうぞよろしくお願いいたします!


