【冬の車中泊寝具】電気毛布 vs 電気湯たんぽ、どっちが正解?5年愛用者が徹底比較!

「冬の車中暖寝具 毛布 vs 湯たんぽ どっちがいい?」という文字と、車内でシュラフにくるまる筆者、その両脇に電気毛布と電気湯たんぽが置かれている画像。 車中泊便利グッズ
あなたの冬の眠りを守るのは、広範囲をカバーする「毛布」か、手軽な「湯たんぽ」か。

本格的な冬の寒さがやってきましたね。 前回の記事では、車内の**「空間」を暖めるストーブを比較しましたが、冬の車中泊で本当に重要なのは、寝るときの「寝床」**の暖かさです。

そこで今回は、僕が長年愛用してきた2大「暖寝具」、

  • 5年来の相棒「電気毛布」
  • 3年選手の「電気式湯たんぽ」

この2つを徹底的に比較します! どちらが冬の車中泊の夜を、朝まで快適に過ごさせてくれるのか?それぞれのメリット・デメリットを、実体験ベースで忖度なしに語っていきます。

でっきん
でっきん

こんにちは! YouTubeチャンネル「でっきんの車中泊チャンネル」で登録者1.2万人、本業はエアコン清掃業のでっきんです。 プロの知識を活かして、車中泊における「エアコン」「電力システム」「DIY」について、どこよりも詳しく、そして正直に情報を発信しています。 「もっと詳しく知りたい!」という方は、ぜひこちらのプロフィールもご覧ください。

この記事でわかること
  • 電気毛布と電気湯たんぽ、それぞれのメリット・デメリット
  • 気になる消費電力はどれくらい?(実測あり)
  • 朝まで暖かさが持続するのはどっち?
  • 5年間使い比べて出した、僕の「最終結論」

結論:冬の車中泊、最強の「暖寝具」の王者は…

いきなり結論から言います。 僕が冬の車中泊の「最強の暖寝具」としておすすめするのは…

「電気毛布」です!

もちろん、電気湯たんぽにも手軽さという大きなメリットはあります。 しかし、トータルで考えると、電気毛布のメリットがそれを遥かに上回りました。 なぜ僕がそう断言するのか、まずは「王者・電気毛布」の圧倒的な実力から解説していきます。

【王者】電気毛布のメリットとデメリット

5年以上、僕の冬の車中泊を支えてきた、まさに「王道」のアイテムです。

メリット①:圧倒的な「暖房面積」

最大のメリットは、その暖房面積の広さです。 僕が使っているシングルサイズのものでも、車中泊のベッドマットの半分以上をカバーしてくれます。

ピンポイントでしか暖められない湯たんぽと違い、寝床全体がポカポカになる安心感は絶大。 背中から腰、足元まで全体が暖かいので、外気温が一桁台でも、シュラフの中は天国です。

メリット②:驚異の「低消費電力」

「毛布」と聞くと、一晩中つけたら電気を食うんじゃないか?と思いますよね。 これが、とんでもなく省エネなんです。

実際にポータブル電源に繋いで消費電力を測ってみたところ…

なんと、わずか「42W」! (※「強」モードでの実測値)

電気毛布を使ったときの消費電力。
ポータブル電源に42Wの文字が表示されている。
消費電力

これは、前回紹介したセラミックファンヒーターの400W〜600Wと比べても、その差は歴然です。

仮に8時間つけっぱなしでも、42W × 8h = 336Wh。 最近のポータブル電源なら、1000Wh級が当たり前。300Wh程度の小型ポータブル電源ですら、一晩余裕で持つ計算になります。 しかも、これは「強」での話。実際にはサーモスタットが働いて、設定温度に達すると電気が切れるので、実質的な消費電力はもっと少ないんです。

この低電力と暖房面積の広さこそ、僕が電気毛布を「王者」と呼ぶ理由です。

デメリット

もちろん、デメリットもあります。

  1. 低温やけどの可能性: 電熱線の上に直接寝ると、熱く感じたり、低温やけどのリスクがあります。
    • 【対策】 シュラフや敷きパッドの**「下」に敷く**こと。これが鉄則です。直に触れず、下からじわっと暖めるのが一番快適で安全です。
  2. コード類の煩わしさ: これが最大の弱点かもしれません。電源コードと、温度調節のコントローラーが、どうしても寝床で邪魔になります。

【挑戦者】電気湯たんぽのメリットとデメリット

手軽さで人気急上昇中の「電気湯たんぽ」。僕も3年ほど愛用しています。

メリット①:完全「コードレス」という手軽さ

これに尽きます。最大のメリットは「コードレス」であること。 寝る前に準備さえしてしまえば、寝床に持ち込むのは温かい湯たんぽ本体だけ。コードの煩わしさから解放されるのは、非常に快適です。

メリット②:準備が「短時間・低電力」

準備も非常に手軽です。 実際に消費電力を測ってみたところ…

「約280W」で、わずか「10分」の充電(蓄熱)

これだけで、ポカポカの湯たんぽが完成します。 この短時間なら、どんなに小さいポータブル電源でも全く問題ありません。

デメリット

手軽な反面、致命的な弱点も…。

  1. 暖かさが「朝まで持たない」 「一晩持つ」と謳われている商品も多いですが、僕の実体験では、朝方の一番冷え込む時間帯には、だいぶぬるく(ほぼ常温に)なっています。 電気毛布が朝まで一定の温度を保ってくれるのに対し、これは大きな差です。
  2. 寝相で蹴飛ばす(安定感のなさ) これは僕の寝相の問題かもしれませんが(笑)、朝起きると、湯たんぽが布団の外に蹴飛ばされていることが高頻度で発生します。 ベッドの下に敷いて固定できる電気毛布と違い、独立した「モノ」なので、寝ている間にどこかへ行ってしまうリスクがあるんです。

比較まとめ:あなたはどっち派?

両者の特徴を表にまとめてみました。

項目電気毛布(王者)電気湯たんぽ(挑戦者)
暖かさ(持続)◎ (朝まで持続)△ (朝方はぬるい)
暖かさ(面積)◎ (全体)× (局所的)
消費電力 (寝てる間)◎ (超低電力 / 約40W)◎ (ゼロ)
準備 (電力/時間)〇 (40Wを継続)◎ (約280Wを10分)
手軽さ (寝る時)△ (コードが邪魔)◎ (コードレス)
安定性 (寝相)◎ (ズレない)× (蹴飛ばす)

結論:メインは「電気毛布」、湯たんぽは「サブ」が最強!

比較してわかる通り、**「寝床を朝まで暖め続ける」という、冬の車中泊における最重要ミッションを確実にこなせるのは、「電気毛布」**だけです。

「電気湯たんぽ」は、その手軽さから、寝る時以外のシーンで大活躍します。

でっきん
でっきん

俺の場合、車内でPC作業するときに、足元に置いたり、膝の上に乗せたりするのに湯たんぽを使ってるわ。電気アンカ的にも使えるしな。
寝る時は「電気毛布」、起きてる時は「湯たんぽ」、この使い分けが最強やと思うで!

もし、どちらか1つだけを選ぶなら、僕は迷わず「電気毛布」をおすすめします。 3,000円程度で手に入り、消費電力もわずか。これほどコスパの高い冬の車中泊アイテムは他にありません。

↓動画では、実際の使用感や暖まり方を、もっとリアルにレビューしてるで!↓

【冬の車中泊シリーズもまとめてチェック!】

今回の記事、読んでくれてありがとうな! 冬の車中泊には、他にもいろんな暖房の選択肢があるで。合わせて読んでみてや!

今後も「でっきんの車中泊ライフ」をよろしくお願いいたします!

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