「夏の連泊車中泊で、電気の心配をせずエアコンをガンガン使いたい…」
これは、車中泊好きなら誰もが抱く、究極の夢ではないでしょうか。 その夢を叶えるため、前回のブログで紹介した通り、僕はアルファードの電源システムを総電力6000Wh超えにまで強化しました。
そして今回、その集大成として、外部電源を一切使わずに3日間、夏の幕張で車中泊するという、壮大な実証実験に挑んできました。
道中のトラブル、サービスエリアでの快適な過ごし方、そして気になる3日間のリアルな電力消費まで、その一部始終をレポートします。
- 6000Wh超の電源システムで、夏の3日間をどう過ごしたか
- サービスエリアでの快適な仮眠&車中飯テクニック
- 窓用エアコンを3日間使ったリアルな電力消費量
- ソーラー充電は連泊でどれだけ貢献したのか
いざ幕張へ!7時間の長旅と最強の相棒
今回の旅の心臓部となるのが、強化したばかりの電源システムです。
- メインバッテリー: DATOUBOSS 300Ah (3780Wh) リン酸鉄サブバッテリー
- インバーター: 2000W 正弦波インバーター
- ポータブル電源: 2048Wh + 300Wh
- 合計蓄電容量: 約6128Wh

この圧倒的な電力を武器に、7時間かけていざ幕張へ!


【1日目】足柄SAで仮眠!クーラーの威力と車中飯
長時間の運転の末、今夜の仮眠地である足柄サービスエリアに到着。 早速、常設した窓用エアコンを**設定温度25℃**で稼働させます。標高が高いこともあり、車内はすぐに快適な温度に。

なんとか車を止めることができてとりあえず夕食の準備を!
今夜の夕食は、移動中に炊飯器で炊いておいたご飯を使った、簡単なのに豪華な**「海鮮のっけ丼」**!

サービスエリアでの車中泊は、調理の匂いにも気を使うけど、IHと電気鍋なら火を使わんから安心やな。炊きたてのご飯と温かい味噌汁があるだけで、旅のQOLは爆上がりするで!
1日目の電力消費は?
約4時間半のクーラー仮眠で消費した電力は、サブバッテリーの約23%。 Whに換算すると約870Whほど。コンプレッサーのON/OFFを繰り返す賢い運転のおかげで、思った以上の省エネ性能です。

【2日目】幕張到着!ソーラー充電の現実と快活クラブ
深夜2時に足柄を出発し、早朝に幕張の駐車場に到着。 まだ2時間ほど仮眠取れそうなのでクーラーを入れて仮眠を取ります。
足柄から幕張まででサブバッテリー容量は98%まで回復しました。

ここからは、日中のイベント中は車を離れ、200Wのソーラーパネルに充電を託します。
今日は天気がいいのでソーラー発電には期待できそうですが果たして・・・

しかし、この真夏の炎天下での冷蔵庫の消費電力を舐めてました…
夜に戻ってきてバッテリー残量を確認すると、83%までしか回復していませんでした。

夜は近くの快活クラブでシャワーを浴びてリフレッシュ!これぞ現代車中泊の知恵ですね。
御盆期間で少し高かったですがドリンクとソフトクリームも食べてシャワーも浴びて360円でした!(笑)

【2日目】イベント中日で後一日1泊する電力は残っているのか・・・
エアコンは朝までしっかり稼働
もちろんドライで稼働して節約稼働させましたが朝までしっかり快適温度を保ってくれていました。
果たして運命のサブバッテリーの容量は・・・・

なんと23%・・・
これでは3日目絶望的・・・・
って言うわけではなくなんと2048Whのポータブル電源は満充電の100%!
残りのサブバッテリーと合計で240Ah=約2800Wh!
これならなんとか3日目の夜も過ごせそうです👍️

イベントを楽しみ1日目同様快活CLUBでシャワーを浴びます!
すこしでもサブバッテリーがソーラーで回復してくれてたらいいのですが・・・
なんと23%→32%まで回復してくれていました!
朝まで電気が保ってくれたら勝ち!3日目は昼から家に帰るだけですので!!
【3日目】衝撃の朝!バッテリーは生きているか…?
そして運命の3日目の朝。 昨夜も11時から朝6時まで、約7時間クーラーを稼働させました。
恐る恐るバッテリーモニターを確認すると…
- ポータブル電源(2048Wh): 残量0%
- サブバッテリー(300Ah): 残量32% (約100Ah)
生きとる…!2日間クーラーを使っても、まだサブバッテリーに余力が残っとる!
ポータブル電源は空になりましたが、一晩しっかり持ちこたえ、メインのサブバッテリーにはまだ1200Wh以上の電力が残っている計算です。これは大勝利と言っていいでしょう!

【最終結論】6000Whの電力で夏の連泊は「可能」か?
今回の3日間の旅で得られた結論は、**「賢く使えば、6000Whの電力で夏の2泊3日は十分に可能である」**ということです。
今回の旅でわかったこと | |
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〇 成功要因 | ① 6000Wh超の大容量による安心感 ② エアコンを25〜26℃のドライ設定で賢く運用 ③ 走行充電による移動中の大幅な回復 ④ 快活クラブなどを活用し、車内で電気を使わない時間を確保 |
△ 課題 | ① ソーラー充電だけでは回復が追いつかない ② 3日目以降は外部電源の助けが必要 ③ 調理などで電気を多用すると一気に厳しくなる |
↓動画では、道中の様子やDIYの詳細をガッツリ解説してるで!↓
【あわせて読みたい】 ※そもそも、スポットクーラーと窓用エアコンどっちがいいの?という方はこちらの比較記事をどうぞ↓
今回の旅で、僕のアルファードは夏の連泊でも快適に過ごせる、まさに「最高の車内」であることが証明できました。 皆さんも、この記事を参考に、自分の旅のスタイルに合った最強の電源システムを構築してみてください。
【関連情報もチェック!】
今回の記事、読んでくれてありがとうな!
でっきんの車中泊ライフでは、他にも電源周りのDIY情報をたくさん発信してるから、ぜひチェックしてみてや!
今後も「でっきんの車中泊ライフ」をどうぞよろしくお願いいたします!